
2025年4月8日
繰り返す「かかとのひび割れ」を本腰入れて治す方法[皮膚科医監修] (3/3)
意外な盲点! 靴のサイズもひび割れの原因に
靴のサイズが合っていないと、かかとに摩擦が生じてしまいます。靴は足の大きさに合うものを履きましょう。
できれば、素足ではなく靴下を履いてから靴を履きましょう。また、ヒールが高い靴は、かかとに負荷がかかりやすいです。そのため、ひび割れがひどい人は、「ローヒールの靴」や「スニーカー」がおすすめです。
かかとのひび割れが痛くて歩けない! 緊急対処法
本間先生:かかとのひび割れが痛くて歩けない時は、かかとにつけられる衝撃吸収用のサポーターを使用しましょう。衝撃吸収用のサポーターによってかかとを保護して体を支えます。
しかし、歩けないほどのひび割れは、皮膚科を受診しましょう。保険適用で、外用薬の塗布を中心とした治療が行われることが多いです。
かかとがガサガサな場合は、水虫が原因の可能性も
本間先生:いくら保湿をしても良くならないかかとのひび割れは、水虫に感染している可能性が考えられます。水虫菌(白癬菌)は、一般の人では見分けがつかないことが多いです。
また、良くなっているように見えても、菌が残っていることが多いので、医師の指示通りに薬を最後まで使用する必要があります。水虫は人にうつるので、早めに治療しましょう。
▼参考
日本皮膚科学会 白癬
監修・執筆者プロフィール
よこはま港南台形成クリニック
本間 有貴
札幌医科大学医学部卒業。横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局。関東労災病院 形成外科、横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科、横浜市立大学附属病院 形成外科、平成30年10月より小田原銀座クリニックに勤務。令和2年6月よりよこはま港南台形成クリニックに勤務
<Edit:編集部>
※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。