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食生活を変えたい、でもできない人へ。「食べちゃダメ」がない“食事版”パーソナルトレーニングならどうだろう?

 世の中には多くの食事管理系サービスがあります。日々の食事を撮影して送るもの、AIが適切な食事メニューを提案してくれるもの……しかし、どれも三日坊主に終わった人は多いのではないでしょうか。律儀なタイプでない限り、食べたものを毎日記録する行為はいささか面倒です。

 そんな人に効果的なのは、パーソナルトレーニングに通い、トレーナーや管理栄養士といった専門家に食生活を相談することですが、「通うほどでも……」「食事や生活習慣だけ改善したい」というとき、ピッタリのオンラインサービスがあります。

 それは、株式会社Nwithが展開する、栄養士・管理栄養士によるオンライン生活習慣改善サービス「CHONPS(チョンプス)」。このサービス、食事管理アプリに挫折しまくった人のココロに刺さる内容となっています。乱れまくった食生活を自負する編集部員が中の人にいろいろ聞きまくってきたので、その内容をお届けしていきます。

(右)株式会社Nwith 代表取締役の福澤龍人さん
(左)株式会社Nwith 取締役・管理栄養士の高橋清美さん

CHONPS(チョンプス)ってどんなサービス?

 CHONPS(チョンプス)は2022年2月24日にリリースされたオンラインサービス。具体的にどんなサービスなのでしょうか。

「CHONPSはすごく簡単に言うと、パーソナルトレーニングの管理栄養士版と思っていただけると分かりやすいかなと思います。今のライフスタイルの中でどんな食生活改善ができるのかを一緒に考え、伴走してくれる人が必要かなと思っていまして、それを叶えていけるようなサービスとなっています」(福澤さん)

 そう語るのは、株式会社Nwith 代表取締役の福澤龍人さん。CHONPSは、Zoomやチャットなどのオンラインを通じて管理栄養士と面談を行い、目標に向かって一緒にがんばっていく生活習慣改善サービスです。管理栄養士との面談回数はプランによって異なり、自分の希望に合わせた相談回数やフィードバックを設定することが可能です。

CHONPSの画面

 これだけ聞くと、他にも類似サービスはありそうですが、CHONPS最大の特徴は、その人のライフスタイルを考慮し、その中で実現可能かつ続けていけそうな施策を、栄養バランスメソッドに基づき提案してくれる点にあります。

「食の専門家として質問に答える、情報をくれるだけではなく、今のライフスタイルの中から課題を特定したり、なにが一番クリティカルになっているのか、全体の目標を踏まえつつきちんとヒアリングします。今のあなたの生活の中で、まず始めやすい施策はこれ、その後はこう、みたいな提案をしてくれる。そのあたりが他の類似サービスとの違いであると考えています」(福澤さん)

 適切な食生活ができない人でも、今の状態からでも行えることを一緒に探っていく。まさに食のパーソナルトレーニングです。同社の取締役であり管理栄養士の高橋さんは、栄養士における食事指導のイメージを変えていく必要があると語ります。

「(栄養士に相談すると)どうしても『食べちゃダメ!』と言われる、と思われがちですが、そこを栄養士側が払しょくしていかなければと思っています」(高橋さん)

 たしかに、毎週ポテトチップスを食べるとか、昼はおはぎとサプリメントのみだったとか、トレーナーや管理栄養士の皆さんに苦笑いされる食生活を送る身としては、“持続可能かつ実現可能な食事アドバイス”は喉から手が出るほど欲しい。正しい理論ややり方は知識として分かっていても、心がついていかないのです。食べたいものは食べたい。むしろ、それを食べるのを楽しみに生きているのに! そんな叫びに、福澤さんも深く同意してくれました。

「そうなんですよ。『それを楽しみに生きているんですよ』って言ったとき、どう反応されるかは結構大事だと思っていて。その大事なものの優先度を低くしてでもやってみます? どうします? 別の選択肢は? というところです」(福澤さん)

食事指導で管理栄養士さんに怒られるのがコワイ

 ストイックな2択ではなく、第三の選択肢を出してくれるパーソナルな食事指導。それがCHONPSの強みのひとつです。

TIPS「CHONPSの名前の由来は?」

ちょっぴり聞きなれない響きのCHONPS。チョンプスって一体なに?

「CHONPSとは、人間に必須な栄養素であり、体を作っているもっとも小さい単位(*1)“CHON”からきています」(福澤さん)

*)C=炭素、H=水素、O=酸素、N=窒素

へぇ~! なるほど!

CHONPSが生まれたきっかけは「管理栄養士の給料、低くない?」

 先述の通り、巷にはさまざまな食事管理系サービスが展開されています。そんな中で、なぜいま食事指導のサービスを立ち上げたのか。そこには管理栄養士の給与水準の低さと、その資格を活かす場が少ないのではないかという福澤さんの思いがありました。

「飲食店やコンビニに行くと“低糖質” “高タンパク”という文字はよく見ますし、ネット広告でも“完全栄養食”という単語がすぐ出てきます。その割に、管理栄養士の就職先はだいたい決まっていて、給食の委託の会社に入って給食室で働くというパターンが多いです。あとは病院で特定保健指導でしょうか。でもそこでのアドバイスも『(〇〇を摂取するのを)控えてください』と言うだけに留まることが多く、もったいない。給与水準も驚愕の低さです。国家資格であるにもかかわらずその状態ってなんだろう、世の中は管理栄養士の持つ知識で盛り上がっているのに。そこって変だなと思ったのがきっかけです」(福澤さん)

 栄養士・管理栄養士にもっと活躍の機会や場所を。そんな思いがまず背景にありました。

「たしかに『控えてください』だけではお客さんに価値を提供できないだろうという課題点も見えていて、そこを解決していくことで管理栄養士さんの活躍の機会が作られていくのではと。最終的に目指したい部分はそこで、それを通じてユーザーさんの食生活や健康が変化するという価値提供にも繋がるのかなと思っています」(福澤さん)

 食と栄養の知識は世の中にマスト。かつ、健康志向への高まりが右肩上がりの今だからこそ、満を持して登場したサービスと言えます。

担当者に聞いた「CHONPS」の“ここがいいよ!”ポイント

おすすめポイント1 PFCバランスをさらに細分化した“質的栄養バランス”

 CHONPSでは、管理栄養士のカウンセリングにおいて“質的栄養バランス”という指導方針を大事にしているそう。

「医療機関で栄養指導をしてきた経験から感じたのは、カロリー計算して頑張っているのに痩せない、カロリー計算して痩せたけれど健康になっていない人がとても多く、そこに疑問を感じていました。そして、自分だったらそういう指導はしないという思いがありました。そうした中で、パーソナライズされた栄養指導を作ることになったとき、他のサービスと差別化をするため“質的栄養バランス”という考え方に行きつきました。カロリー計算やPFCバランス(P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物)を変えるだけでは出てこない課題があるなと感じ、PFCをさらに細かく分けた4P・3F・5C・2V・Mという概念を考えてみようという形になりました」(高橋さん)

TIPS「PFCバランスってなに?」

「P=たんぱく質」「F=脂質(脂肪)」「C=炭水化物」を示し、厚生労働省が提示している生活習慣病の予防・改善の指標となる三大栄養素の理想量のこと。

 健康的な食生活の指標ともなるPFCバランスをさらに細かく分けていくことで、よりその人の食事をパーソナライズして見ることができ、幅広いアドバイスが可能となる。そこが最大のおすすめポイントだそう。

「脂質にも飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などいろいろ種類がありますが、PFCで見るとどれも同じアブラで同じカロリーになってしまいます。そこを、栄養素の質の部分まで見ていけるサービスにしていきたいと思っています」(高橋さん)

「オリーブオイルとマーガリンでは脂質の種類も異なりますし、脂質を抑えましょう、揚げ物を控えましょうの一言では広すぎる。たとえばサラダ油で揚げる揚げ物は控えて、代わりにオリーブオイルで揚げたものならOK、あとは週末の揚げ物量を調整しようといった案はできます。こっちの方法ならいけます、こっちの案なら大丈夫ですというように、質を見ることで食事方法を変えていける点が推しポイントです」(福澤さん)

 たしかに、タンパク質ひとつとっても、その質を見ることでお肉(動物性)から摂るのか、お豆腐(植物性)から摂るのか、選択肢が生まれます。

 とはいえ、細かく考えすぎても利用者がついてこれなくなる可能性もあり、管理栄養士としての立場と利用者としての続けやすさ、双方のバランスをとる必要があります。その結果、4P・3F・5C・2V・Mという細分化が、効果も出やすく継続もしやすいなのではないかと考えたそう。

おすすめポイント2 管理栄養士とのコミュニケーションを介した「飽きずに続けられる」仕組み

 管理栄養士との面談(フィードバック)の頻度を設定できる点も、飽きずに続けてもらえる仕組みのひとつです。週に1回、月に1回、あるいは毎日。自分の性格やライフスタイルに合わせた頻度を選ぶのが重要です。

「自分のことを分かってくれている管理栄養士さんが、こういう理由でこういう提案をしてくれているという安心感、信頼感は、どうしても機能面だけだと難しい。AIやプッシュ通知で機械的に言われてもできない、続かない。でも自分を理解してくれて、寄り添ってくれている管理栄養士さんに言われたら、やらなきゃってなりませんか? 『ちゃんと見てるよ』というコミュニケーションが、継続できる仕組みなのではと思っています」(福澤さん)

 “質的栄養バランス”メソッドを用いたパーソナルの食指導と、ヒアリングやチャットを通した管理栄養士とのコミュニケーション。この2つが強みであり、継続できる仕組みとなっています。ヒアリングも、1食で見ずトータル1週間、さらには1か月の食生活で見て、不足している部分を補う、逆に過多部分を削る、代替案を実行するなど調整していくことで、一生続けてもつらくない食生活を身につけることができるとしています。

管理栄養士との面談シーン

「まずは『3つの習慣』を決めてもらうようにしています。あれこれやってくださいが多すぎると何をやっていいか分からなくなりがちですが、とりあえず3つのタスクさえやっておけば、何らかは前へ進みますし、自動的に習慣化されていくという流れも繋がります」(福澤さん)

 実際に利用者からは「制限が少ないから続けやすい」「目標を3つに絞っているからやりやすい」「直近の体脂肪や体重がリバウンドしない程度の数値で落ちた」というコメントもいただいているそう。

 ちなみにボディメイクや健康面以外にも、たとえば肌の悩みや、変えたい食習慣なども相談可能です。お菓子をどうしてもやめられない、お酒を飲みすぎてしまう、シメのラーメンを控えたい……自分の意思だけでは難しいときこそ、管理栄養士の出番です。

TIPS「CHONPSの強みは?」

✓ 超パーソナライズされた食事指導( “質的栄養バランス”を活用し、ライフスタイルに寄り添ったアドバイス)
✓ 担当栄養士との“密”なコミュニケーション(ヒアリングや面談、フィードバックによる関係性の構築)

⇒続けやすく結果が出やすい仕組み!

ずっと伴走してくれる管理栄養士を探して

 今後は、食の知識や食事選びに役立つコラムの発信や、現在地から目的・趣向に合わせた飲食店およびメニューを探せるマップ機能も作っていきたいと語る福澤さん。食生活を改善し、習慣化できた後もずっと相談していける管理栄養士を育て、必要とする人へと繋げるプラットフォームとして、市場を作っていきたいとも。また、健康経営を目指す企業やスポーツチームといった法人向けにもサービス提供を考えているそうです。

 食の主治医になるような管理栄養士を見つけ、定期的に『食の定期検診』を入れる。そんな時代は、すぐそこまで来ている気がしています。

CHONPS公式サイト https://chonps.jp/

<Text & Photo:MELOS編集部>

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