インタビュー
2017年12月5日

友情を教えてくれた。超人たちの戦いは本物のプロレスみたい。新日本プロレス中西学『キン肉マン』【私のバイブル #2(後編)】 (2/3)

あれは、うれしかったですね! 試合ごとにアニメの名シーンが思い出されて、それを観ると泣けてくるというか、ああ、あんなこともあったなーとか。

― このとき、中西選手はチャンピオン役でした。

IWGPのチャンピオンとして出てくれと言われて、2試合やらせてもらいました。でも、まさかこの記念すべき大会に出させてもらえるとは思っていなかったので、「ゆでたまご先生に挨拶してお礼を言いたいんですけど」と係の人に聞いたら、なんか「中西が先生に会わせろとすごんでいるから逃げたほうがいい」という話になっちゃって(笑)。

― そのときはお会いできなかった?

そうです。お会いして、いろんな思いを伝えたかったんですけどね。

― ゆでたまご先生とお会いできたのはいつですか?

2013年ですか、テレ朝動画の『中西ランド』(注1)の企画でした。先生がやっている柔術教室の会場に行って、いろいろお話して。そのときが初対面だったんですけど、全然初対面の感じがしない(笑)。ご本人はとてもシャイな方でした。

― そのとき先生とは、どんな話をされたのですか?

『キン肉マン』のキャラクターはみんな個性が強くて、先生自身の意思でも自由に動かすことができないところまで来ていると。それで悩んだりしたけど、昔はファンから手紙をもらって、そこにはいろんな意見や思い出が書いてあった。だから、自分が作ったキャラクターではあるんだけど、ファンの人が育ててくれて、ファンの気持ちで生かされて来たんだとおっしゃってました。

僕らも少年ジャンプを読んでて、もちろん誌面では静止画ですけど、心の中では動いていましたからね。声とか出なくても、もう本物のプロレスの試合を観ている気持ちでした。

― 2015年にマンモスマンTシャツのコラボが実現したのも、その番組が縁なんですね。

そうです。番組がきっかけで、キン肉マンと新日本のコラボが実現しました。僕はそのまま身体を活かして「マンモスマン」! 本当に光栄です。先生と飲みに行ったりもしましたし、新日本の中でこんなに親しくさせていただいている選手は他にいないんで(笑)。

夢が叶って自分のキャラが作品に登場

― 『キン肉マン』は読者が考えた超人がマンガに登場することでも有名でした。その中で、中西さんが考えた「☆鯖KAIDOU」も登場しました。このきっかけは?

これも番組の企画です。その場で絵を描いて、先生に「これどうですか?」って見せたら、「もうちょっと考えてください」って(笑)。やっぱり嘘はダメ。「自分の中で思い出のあるものを作ってくれ」と言われて考えたのが、あの「☆鯖KAIDOU」。頭に鯖が乗ってて、それがアイスラッガーみたいに飛んでいくという。

― どういう思い出があったのですか?

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