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2023年6月27日

サッカーとフットサルの違いとは。人数、ルール、戦術を解説 (2/3)

3.プレー人数と交代

サッカーは11人でプレーするのに対し、フットサルは5人と倍以上の違いがあります。

交代に関しては、サッカーはアウトオブプレーのときは審判の承諾を得て3人までとなっていますが、フットサルは交代要因7人までを自由に入れ替え可能。つまり、フットサルは何度でもピッチに戻ることができるのです。

ちょっと疲れたと思えば無理せず交代できる点は、プレーする側にとっては魅力のひとつかもしれません。

4.プレー再開時

ラインを超えたとき、サッカーの場合は「スローイング」といって手を使ってピッチ内にボールを投げます。しかしフットサルは「キックイン」といって、コート内に蹴ってプレーを再開するという違いがあります。

実はこのキックインにもルールがあり、ボールをライン上に置いてから4秒以内に蹴らなければなりません。また相手チームも、キックインの際はボールから5m離れる「5mルール」に注意が必要です。

なお、攻撃側がゴールラインから出した場合は、サッカーは「ゴールキック」でプレーを再開させますが、フットサルは「ゴールクリアランス(ゴールキーパースロー)」といって、投げて再開します。

5.時間の違い

サッカーのプレー時間は45分ハーフですが、フットサルは20分ハーフとかなり短いのも大きな違い。時間の測り方も、サッカーは主審が計測するのに対してフットサルはタイムキーパーが測ります。

ちなみに、テレビで野球やバスケットボールの試合を見ていると、途中でタイムをとっている場面をよく見かけることでしょう。

サッカーはタイム時間がありませんが、フットサルは前後半1回ずつ各1分間のタイムが取れます。

6.ファール・オフサイド

サッカーは後ろからボディコンタクトをとると、イエローカードやレッドカードが提示されます。

フットサルも基本的にサッカーに準ずる形ですが、ショルダーチャージやスライディングタックルは禁止事項なので注意が必要。むしろフットサルの方が、接触プレーに関してルールが厳しめです。

なお、フットサルの場合は反則が累計方式。6つ目の反則からは、第2ペナルティマークからの直接フリーキックになります(累計対象の反則はフリーキックとなったもののみ)。

退場になるとサッカーは補充できませんが、フットサルは2分経過すれば交代要因から補充可能です。

オフサイドの違い

また、オフサイドにも大きな違いがあります。

サッカーはずっと相手チームのゴール前にいればオフサイドになりますが、フットサルにはオフサイドが存在していません。つまり、基本的にはどこにいても構わないのです。

さらにもうひとつ注意しておきたいのが、キーパーへのバックパス。サッカーではバックパスを受けたとき、足であれば触れられます。しかしフットサルの場合、キーパーがバックパスでボールに触れることは原則禁止です。

フットサルではバックパスはしないように注意しておきましょう。

他にもルールに違いがある

その他にも、意外な違いがいくつか存在します。

たとえばキックオフの際、サッカーでは直接得点することが可能です。しかしフットサルはゴールまでの距離が近いこともあり、直接得点することはできません。

PKでは基本的にサッカーは5人、フットサルは3人ずつまず行い、その後はサドンデス方式で続きます。

さらに審判に関しても、サッカーは主審と副審2人、第4の審判で行われる一方、フットサルは主審と第2審判、第3審判、タイムキーパーで行い、審判による権限もそれぞれで変わります。

戦術的な違い

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