ライフスタイル
2019年2月25日

【東京マラソン】地下鉄1日乗車券(900円)で効率的に応援スポットを網羅できる? “乗り換えのプロ”に教えてもらった (4/4)

9カ所コンプリートはむずかしい!?

 ルートを作ってくれた “乗換BIG4”の3人とヴァル研究所・広報担当の福井澪菜さんにお話を聞きました。

―できるだけ多くの場所を回りたいとお願いしましたが、どんなルートになりましたか?

鈴木:折り返しの先端の近くまでガッツリ網羅できるルートです。だいたい5km刻みで9カ所回る計算です。

三上:どの車両に乗れば改札に近いか、どの出口ならマラソンコースの目の前に出られるか。極力歩く距離が短くなるように設定しました。

―1カ所につき、どのぐらいの時間の余裕があるんでしょうか?

鈴木:出口を出たらもうそこにランナーがいる想定です。ランナーが通過してすぐに駅に戻って、10分後には次の電車に乗るぐらい。

―出口の場所も乗る車両も示してくださっているので、スムーズに行けそうです。

鈴木:いや、目当てのランナーが遅れたら、もうそこからズレてしまいますが(笑)。

三上:逆に、思ったより早くて、とっくに通り過ぎちゃったとか。そういう場合はひとつ行程をとばして次に行くというふうに、臨機応変に対応してもらえれば。

―大会公式ウェブサイトでは、ナンバーカードからランナーの予測位置が見られるサービスがありますね。

福井:地下鉄に乗っている間にそれを見て、次の場所に間に合うか判断して、降りるかどうか考えるっていうことができそうですね。

―予定どおりにいかないことも想定しておいたほうがいい?

廣戸:鉄道の旅では当日のハプニングっていうのはつきものなので。臨機応変にその場その場で考えるっていうのも楽しいですよ。

福井:最大限の9カ所なので、そこから自由に削ったり。どれだけコンプリートできるかにチャレンジするのも楽しいかもしれないですね。

 筆者は実際にこのルートをまわってみましたが、地下鉄での移動とはいえ、地下通路は広いですし階段の昇り降りもあって、かなりの運動量です。走ったわけではないのに、なんだかやり切った感が。ランナーの気持ちに少し近づけたかな? みなさんも3月3日はランナーの近くで声援を送ってみてはいかがでしょうか。
(初出2018年2月14日の記事を再編集し公開いたしました)

《取材協力》
ヴァル研究所
https://www.val.co.jp/

<Text & Photo:丸山美紀(アート・サプライ)>

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