インタビュー
2019年2月13日

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI・恋汐りんご「剣道を通じて体力と精神の両方が鍛えられました」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#18 (2/3)

――これは剣道経験者から聞いたことがあるのですが、汗の匂いもきついんですよね?

高校は女子校だったので、匂いはそんなに気にならなかったですね。中学のときは共学だったので、男子の部室の匂いがちょっと……(笑)。女子は面をとったときにシャンプーの匂いがします。

――普段はほんわかした雰囲気の恋汐さんですが、剣道をやっているときは、後輩に指導をしたり、ビシッとした態度をとることもあったのでしょうか?

後輩と接するのが苦手で、あんまりビシッと言うのは得意じゃなかったです。怖い先輩でもないし、面倒見がいいわけでもなく。マスコット的な扱いだった気がします。よくいじられてましたし。

――どんなことでいじられていたんですか?

高校では下の名前で呼ぶ決まりだったんですね。恋汐りんごだったら「りんご先輩」みたいな。しおはかわいいものが好きで、当時はカラフルで長い髪がふさふさしてるお人形の「トロール」にハマっていたんです。それを部室に置いていたら「りんご先輩っぽいですね」と言われたり。

――「ちょっと不思議な先輩」という感じだったんですかね。

どうなんでしょうね。たぶん、「かわいいね」って感じの扱いだった気がします(笑)。

――中学から高校まで剣道漬けの生活だったわけですが、「友だちと遊びに行きたい」という気持ちはありませんでしたか?

女子校だったからあんまり青春っぽさはなかったですけど、みんなで放課後に遊ぶことに憧れはありました。1度だけ練習が急に休みになって、部活の友だちと遊んだことがあったんですけれど、すごく楽しかったです。

――剣道に青春を捧げたわけですが、高校ではどんな成績だったんですか?

いちばん良かったのは県大会ベスト 8か4だったかな。あと、引退した後に3段に昇段しました。正直、段位にそこまで関心がなくて、競技のおまけって感じだったんですけど、合格できたらやっぱりうれしかったですね。

▶:ライブで頑張れるのは、剣道で辛い稽古を経験していたから

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