医師が考える、紅茶を飲むメリットとは
愛飲している方も多い紅茶ですが、その秘められた健康効果はご存知でしょうか。
澤井珈琲が全国の医師を対象に行なった「紅茶と健康」に関する調査によれば、医師に対して「紅茶を飲む習慣のない方へ、継続して飲むことを勧めたいと思いますか?」と質問したところ、8割の医師が「はい(81.6%)」と回答したそう。
医師が考える、紅茶を飲むメリットとは
具体的にどんなメリットがあるのか気になるところですが、「紅茶を飲むことで期待できる効果は何ですか?(複数回答可)」との質問には、「抗酸化作用(42.2%)」と回答した医師がもっとも多く、次いで「がん予防(34.5%)」「リラックス(28.4%)」「動脈硬化、高血圧予防(26.4%)」「抗菌(23.9%)」「風邪予防(19.0%)」「利尿作用(17.9%)」などの回答が集まっています。
医師は紅茶の「カテキン」に着目している
さて、抗酸化作用などの健康効果が期待できる紅茶ですが、一体どのような成分が健康に結びつくのでしょうか。
「紅茶に含まれる主な成分で、特に体への良い効果が得られるものは何ですか?」との質問に、医師の多くが「カテキン(タンニン)(38.0%)」と回答。ほか、「ポリフェノール(25.0%)」「テアニン(アミノ酸)(19.9%)」「カフェイン(15.9%)」などの声も寄せられています。
1日1杯ほど飲むのがおすすめ
ここまでの調査で、紅茶にはたくさんの健康成分が含まれていることが分かりましたが、次に気になるのは、どのくらいの量を摂取すると良いのかという点ですよね。
「どれくらいのペースで紅茶を飲むのが良いですか?」との質問には「週に1杯(17.1%)」「2、3日に1杯(25.8%)」「1日1杯(42.4%)」「1日2、3杯(12.0%)」「1日4杯以上(2.7%)」という回答が寄せられています。
1日に1杯、または2~3日に1杯ほどがちょうど良い量と言えそうです。
ちなみに、「(紅茶は)カフェインを含みますので一度に多量に摂取することは避けてほしいです」(20代/女性/千葉県)という医師の声もありますので、“ほどほど”を心がけてくださいね。
8割以上の医師が健康のために紅茶を飲むことがある
最後に、再確認のような形になりますが、医師に対して「紅茶を飲むことで、身体の健康のために良い効果は得られますか?」と質問したところ、8割以上の方が「はい(84.8%)」と回答。さらに、8割以上(82.3%)の医師が、健康のために紅茶を飲むことがあるとも回答しています。
健康志向の方が多くなり、さまざまな飲料・食品などに注目が集まる昨今ですが、何から始めたら良いのか分からないという方は、まずは身近な紅茶からスタートしてみてはいかがでしょうか?
参考:カフェインってどんなメリットがある?とり過ぎのボーダーは?[管理栄養士監修]
<Text:辻村>