2023年5月23日

専門家が語る、不安な気持ちを断ち切る「5つの睡眠ポイント」

ドイツ発スリープテック・ブランドEmma - The sleep Companyから、睡眠に関する興味深いリリースが発表されています。その内容は「睡眠と不安障害の関連性」について。くわしく見ていきましょう。

「不安な気持ち」と「睡眠」は結びついている

眠りは人間にとって必要不可欠です。一晩眠ることは脳の感情制御機構を回復させ、ストレスレベルを低下させるほか、不安な気持ちを軽減することが、ある研究で示されています。

そうはいっても、気持ちがざわついて眠れない夜もあるでしょう。落ち着かない夜は、不安な気持ちを最大30%も感じやすくさせるという結果も出ました。

不安障害は、睡眠障害を引き起こす可能性があります。

不眠や悪夢が現れることがあるほか、学習や記憶に関連する「レム睡眠」を中断する可能性があります。さらに、ストレスマネジメントや不安な気持ちを悪化させる可能性も。

睡眠への理解・認識不足も不安を大きくさせる

睡眠に関する主観的な理解や認識も、睡眠の質に対する不安な気持ちを引き起こす要因となります。

たとえば「〇時間が理想的な睡眠時間」など、一般的な睡眠習慣と自身の実際の睡眠状態が異なる場合、自己評価に疑問を抱く傾向があり、それによって不安感が高まる可能性があります。睡眠の必要性は個人差があり、必ずしも平均的な睡眠時間を基準にする必要はないにもかかわらずです。

このように、睡眠と不安な気持ちは相互に関連しており、不安な気持ちによる睡眠不足を防ぐためにも、適切な睡眠習慣を確立し、睡眠の質を向上させる必要があります。それが同時に、不安な気持ちの緩和やストレス管理にも役立ちます。

睡眠研究チームリーダーが教える、睡眠のコツ

睡眠と不安障害の関係性を理解することは精神的な幸福につながる。Emma - The Sleep companyの睡眠研究チームリーダーであるTheresa Schnorbach氏はそう主張し、下記5つの睡眠のコツを紹介しています。

定期的な運動

定期的な運動は、主観的な不安指標を減少させるだけでなく、特性不安レベルを低下させる効果もあります。

ヨガや太極拳などのリラクゼーションに基づく運動は、睡眠の質向上にも寄与することが報告されています。

身体活動に取り組む

緊張しているときは、身体を動かすとよいでしょう、不安の引き金となる要素から気を逸らしやすくなります。

また、身体活動によってエネルギーを消費し、ほどよい疲労感を得ることで、より良い睡眠へとつながりやすくなります。

自分の好きな睡眠時間を守る

睡眠時間は個人によって異なることがあります。自分に合った継続的な睡眠習慣を見つけることが重要です。

一般的な目安はありますが、自身の体調や生活スタイルに合わせて、自分が最適と感じる睡眠時間を確保することが大切です。

一貫した睡眠スケジュールを守る

一定の睡眠スケジュールを守ることで、体の睡眠と覚醒のリズムを整えやすくなります。これにより、睡眠の質が向上し、脳の感情制御機構の回復やストレスの低減にもつながるかもしれません。

リラックスできる就寝前の習慣を身につける

就寝前にリラックスできる習慣を作ることは、緊張を和らげ、より良い睡眠を促す助けとなります。瞑想や呼吸法などのリラックス法を取り入れることで、不安な症状を軽減し、睡眠の質を改善することができます。

睡眠のリズムを乱す可能性があるブルーライトを就寝前に避けることも大切です。

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【Emma - The Sleep Companyについて】
Emma - The Sleep Companyは、世界をリードするDirect-to-consumerの睡眠ブランドです。2013年にデニス・シュモルツィ博士とマヌエル・ミュラーによってドイツで設立され、31カ国以上で活動し、2022年には前年比35%増の売上高8億7300万ユーロを達成しました(1283億円)。Emmaの製品は、D2C/オンライン、マーケットプレイス、3,500以上の実店舗など、オムニチャネルアプローチで販売され、200社以上の小売業者とのコラボレーションに成功しています。また、フランクフルト(ドイツ)、マニラ(フィリピン)、リスボン(ポルトガル)、メキシコシティ(メキシコ)にオフィスを構え、1,000人以上のチームメンバーが世界各地で活動しています。
URL :https://emma-sleep-japan.com/

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<Text:編集部>