• Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube

自分のカラダ、どれだけ分かってる?音楽アーティストが専門家に聞いてみた (1/4)

  • LINEで送る
  • はてなブックマーク

 「必ず人間の身体っていうのは、ニュートラルに戻さなきゃいけない――」。

 スポーツ整体「廣戸道場」を主宰し、プロアスリートから、少年少女、高齢者、文化人まで、ありとあらゆる方々の身体コンディショニングを、まさに現場で見てきた身体のプロフェッショナル”廣戸聡一さん。廣戸さんは、自身の数々の経験をもとに、身体の取扱説明書とも呼べる「4スタンス理論」を提唱していることでも知られています。

 そこで今回、その「4スタンス理論」に並々ならぬ興味を持つ、ひとりのアーティストが本企画に参戦。ヒップホップユニット「HOME MADE 家族」のMCとして多くのヒット曲を世に送り出し、現在はソロアーティストとして活躍するKUROさんが「音楽家の身体論」をテーマに、廣戸さんへロングインタビューを敢行しました。

 知っているようで知らない、身体のメカニズム……。好奇心旺盛なKUROさんが実際に廣戸さんのレクチャーを受けながら、その不思議な世界に迫ってくれました(MELOS編集部)。

<Interview & Text:KURO>

まずは身体の「軸」を実感することから

▼KURO▼

 ある先生の教え方ではうまくいったのに、別の先生に教えてもらったらパフォーマンスが落ちた、またはシックリくるかこないかで自分にはこのスポーツは向いていないと早合点した経験はないだろうか。ヒトには、性別・年齢問わず、誰もが同じように動く万人共通の動き方があるという。
 

 ただし、しゃがむという動作を1つとっても最初に腰を曲げる人、最初に膝を曲げる人で目的は同じでも“入り方”が変わってくる。これらすべての基本となっているのが「軸」であり、その軸を中心にヒトは大きく4つのパターンに分かれるのだそうだ。それが今回、ご縁があってお会いした廣戸聡一先生が提唱する「4スタンス理論」。まずは、百聞は一見にしかず。自分で体感することにした。

▲KUROさん(左)と廣戸さん(右)

廣戸聡一(以下、廣戸):じゃあ、さっそくちょっとやってみましょうか。ここに滑る布をご用意しました。よく滑ります。適当に、この布の上に立って下さい。

KURO:適当に。

廣戸:で、僕のほうを向いて立っておいて下さいね。適当に立ってもらいました。いきますよ。こう!(勢いよく布を引く)

KURO:おお〜。(バランスを崩して転けそうになる)

廣戸:じゃあ、もう一回。今度は僕が誘導します。単純です。足の、この拇指球です。親指の付け根同士、それからこの内側のくるぶし同士ですね。ここに自分の指が2本分ぐらい、隙間が空くように立っていただいて。

KURO:わかりました。

廣戸:そうすると、かかととつま先を結んだアーチ、小指側を結んだアーチ、それから足の真ん中あたりを結んだアーチって三角形の曲線が3つ揃った。ここ、凹んでいる足の面のところがすごく重要なのね。今、この足幅にすると、左足のアーチの土踏まずの面、曲線の半円の面と、右足の半円の面が合って、真ん中に丸く穴が空いて見えます。

KURO:そうですね。ドームになっています。

廣戸:そう、足の裏のドーム、土踏まずのドームですね。この足の裏の直径が、実は皆さんの頭蓋骨の、(首と頭蓋骨を繋ぐ辺りを指して)この直径です。

KURO:ホントですか?

廣戸:頭蓋骨の底って円になっているんですよ。その円の直径と同じぐらいになる。

KURO:人間の身体って、よく設計されていますね(笑)。

廣戸:では、布の上に再び乗っていただきました。頭というのは、絶対に水平と垂直でいたい。それが一番“安心して集中できる状況”。さっきはそれが崩されたから転けそうになったのですね。それが、今(頭が)乗っているなと思ったら動かない。(先ほどと同じ力で布をサッと引く)

KURO:あ、ほんとだ。(ビクともせず立つ)

廣戸:ほら。

KURO:動かない。

一同:ええ~!

KURO:動かない!

廣戸:動かないでしょ? 僕がこうやって寄りかかろうとしても、動かない。

一同:すげえ~!

KURO:すごいですね。

廣戸:でも、ええ~!? って感じでしょ? だって何にもしてないから。だから、それぐらい、脳って勝手にやってくれるの。

KURO:ぜんぜん力入れてないです。

廣戸:だから、この状態だったら、好きなように動いても。

KURO:ああ、ぶれない?

  • LINEで送る
  • はてなブックマーク

ランキング
Ranking

  • 最新

オススメ記事
Special

オススメ連載
Series

注目キーワード