
HIIT(ヒット)トレーニングとは。ダイエット効果を高めるやり方、メニュー例 (2/3)
HIITの効果をきちんと出す絶対条件とは
自分を「限界まで追い込む」こと
これだけ聞くとメリットだらけのようですが、そう簡単な話ではありません。このトレーニングにおける最大の難点は、自分を限界まで追い込む必要があるということです。
ダッシュや腕立て伏せのような運動強度の高いエクササイズを何セットも重ねなければならず、途中で手を抜くと効果は半減してします。
自らの意思で自分を追い込むことは、想像以上にかなりの難題です。
大抵の方は数セットが終わった段階で無意識に手を抜いてしまい、自分の限界を知る段階までたどり着けずに終わってしまうことでしょう。
「意地でも5㎏痩せる」「これが終わったらぶっ倒れてもいい」という強い意志を持って、最後までやり遂げることが大切です。
HIITで行うのはどんな運動でもいいの?
HIITの運動はさまざまなバリエーションで行って構いません。
最初は100mダッシュ(ランニング)、次は縄跳び60秒、次はバーピー20回というように、種目を変えても大丈夫です。
室内フィットネスバイクやランニングマシン、なわとびなどのグッズはHIITでよく使われます。
HIITの頻度と回数
まずは週に1回を目安に取り組み、慣れてきたら週に2~3回に増やすようにしましょう。
HIITトレーニングは全力で追い込むことがポイント。正直キツいと思いますので、毎日気軽に行うことは難しいでしょう。疲労も回復せず、怪我のリスクも髙まります。
タバタトレーニングとHIIT、何が違う?
やり方を読んで、「タバタトレーニング」に似ているなと思ったトレーニーもいるかもしれません。
タバタトレーニングとは、立命館教授の田畑泉先生が科学的に証明したトレーニング方法です。
20秒間の強度の高い運動と、10秒間の休息(あるいは負荷の軽い運動)を1ラウンドとして、それを8ラウンド繰り返すというもの。
HIITよりも時間や回数といったルールが厳密に定められています。
やり方の違い
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HIITの基本のやり方
時間を定めて『筋トレ⇒有酸素運動⇒休憩』を繰り返す
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タバタトレーニングの基本のやり方
20秒間の強度の高い運動⇒10秒間の休息(あるいは負荷の軽い運動)を1ラウンド×8回繰り返す
効果の違い
また、メイン効果にも違いがあります。
- HIIT最大の効果は「短時間で脂肪燃焼が期待できる」こと
- タバタトレーニング最大の効果は「心肺能力の向上が期待できる」こと