ギア&アクセサリー
2023年1月24日

ランナー直伝!冬ランを暖かくする防寒アイテムたち (2/2)

4.ホットクリーム

肌に塗るだけで身体がポカポカと温まるホットクリーム。特に寒い中でのゆっくりしたLSDなどでは重宝します。走り出しやレースの待ち時間なども、快適に過ごすことができるでしょう。

ただし塗り過ぎは要注意。走ってしばらく経てば、ホットクリームがなくても身体は温まります。そのため、ホットクリームを塗り過ぎると余計に発汗してしまい、不快に感じるかもしれません。走り出してから暑くならないよう、小範囲に塗ったり少なめに塗ったりと、工夫が必要です。

もしレース本番での使用を考えている場合には、分量など事前にトレーニングに検証しておきましょう。なお、人によっては肌に合わず痒みがでたり、炎症が起きる懸念もあります。用法を守り、何かあればすぐ医療機関で受診してください。

5.シェルウェア

薄くてペラペラのシェルウェアは、なんといってもその軽量性が魅力。ある程度の防水・防風性を兼ね備えており、1枚着用するだけで温かさは大幅にアップします。しかし走っていて暑くなれば、脱いで腰に巻いたりバックパックやポーチに入れたり。軽量のため、持ち運んでも邪魔になりません。

ちなみに、大会などではシェルウェアの代わりに、ゴミ袋を被って走り始める人もいます。これなら暑くなればゴミ箱に捨てられるので便利でしょう。ただし通気性はありませんので、快適さを求めるならシェルウェアがオススメです。

冬場とはいえ、ある程度ランニングすれば、すぐに身体は温まります。日が出ていれば、走り終わることには汗ばんでいるなんていうこともあるでしょう。快適に走れるアイテムがあれば、寒さで妥協してしまいそうな“最初の一歩”を踏み出しやすいはず。

まずは一度、スポーツ用品へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】https://www.run-writer.com

<Text:三河賢文/Photo:photo-AC>

1 2