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トライアスロンの名門・流通経済大学で指揮する田山寛豪が実践する“人生で役に立つ指導法”とは (1/2)

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 指導者との出会いは、ときにアスリートとしての人生に大きな影響を与えます。指導内容が誤っている、あるいは自分に合わなければ、貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれません。そのため、中には「この人から指導を受けたい」という理由で、指導者を軸に進学先を選ぶ方もいます。

 では、いったい何を基準として選べば良いのか。これは非常に難しいところでしょう。例えば指導者自身の持つ過去の競技実績、あるいは指導実績などが輝かしいものであれば、魅力的に感じるかもしれません。しかし指導方針などによっては、必ずしも万人にとって最適な指導とは言えない可能性もあります。つまり指導者の経歴・能力はもちろんですが、人としての相性なども重要な要素となるのです。

 流通経済大学のトライアスロン競技部は、まさに名門と呼ぶに相応しい成績を残しています。その指導にあたっているのは、トライアスロン日本代表として4回のオリンピック出場経験を持つ田山寛豪さん。2014年の創部後は選手兼監督として活動し、今シーズンの日本選手権での優勝を機に現役引退を表明。以後は指導に専念されています。果たして、どのような指導が行われているのか。ご本人にお話を伺いました。

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オリンピックに出場する姿を見せたかった

 流通経済大学の職員として勤務する中で、いずれトライアスロン競技部を作り、教える側に立ちたいと考えていた田山さん。ご自身も人との縁に恵まれ、だからこそ日本代表として活躍するに至ったと感じているようです。

「私もこれまでの競技経験の中で、指導者に支えられてきました。ときに厳しくしていただいたり、逆に褒めてもらったり。1人きりなら、おそらくここまで競技できなかったと思います。そもそもトライアスロンだって、高校時代に駅伝部の先生から勧められたことがキッカケですから」

 そして2014年に流通経済大学・トライアスロン競技部が設立。田山さんは、当初から選手権監督として活動されてきました。ご自身も競技者としてトレーニングが欠かせず、部活動ではいつも部員と一緒に練習。しかし今年、日本選手権での優勝を機に今シーズンでの引退を表明し、以後は指導に専念されています。

「ずっと一緒に練習していたのですが、練習中ってついつい熱くなってしまうんですよね。現在は映像を撮ったり指示を出したりすることがメインで、一緒に練習することは減りました。部員たちは、もしかしたらホッとしているかもしれませんよ」

 指導するに当たり、自らの背中で見せたいという気持ちがあったという田山さん。特に、オリンピックという舞台を勝ち取り、レースに臨む姿を、どうしても間近で見せたかったのだと言います。そして2016年、見事に4度目のオリンピックとなるリオオリンピックへの出場。きっと部員たちは、監督として、そしてトライアスロン選手として田山さんを尊敬するとともに、自らの競技へ向けたモチベーションアップにも繋がったことでしょう。

競技だけでなく人生で役立つことを伝えたい

 田山さんの指導そのものは、ご自身の経験、そしてこれまで自分が受けてきた指導内容をアレンジして行われているとのこと。田山さんは毎週月曜をオフと決めていますが、部活動でも同様となっています。そのほか、具体的に、指導においてどのようなことを心がけて、工夫されているのでしょうか。

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