フィットネス
2023年6月21日

ランニングフォームを改善!ストライドを広げるコツ【疲れない走り方&長距離を速く走る方法】 (3/3)

反発力を高めるトレーニング

立位からのジャンプ運動です。力まずリラックスして行いましょう。足の筋力を使って「跳ぶ」のではなく、着地した際に衝撃をバネのように返す(=反発する)イメージです。

筋肉を使うのは着地から反発までの瞬間のみ。その他は、脱力した状態になります。

反発力を高めるトレーニングその2

応用編として、腰を捻ってツイストするジャンプ運動もオススメ。

この際、頭から足までが直線状にあり、左右前後にブレないよう注意してください。あくまで真上に反発し、上体は下肢の捻りに流されず常に前を向きます。

足で蹴って捻るのではなく、腰から足を動かして捻ることが大切です。

少々負荷の高いトレーニングですが、跳ねるように走る『バウンディング』というトレーニングです。後方へしっかり地面をプッシュし、ランニング時より強い反発を生んで跳ねるように走ります。

大切なのは、上ではなく前方に推進力を生み出すこと。斜め後方にしっかりプッシュしないと、大きく上に跳ねるだけでストライドは伸びません。

ウサギではなく、カエル。前へ前とへ大きく進みましょう。

大会本番のウォーミングアップにもおすすめ

バウンディング以外の運動は、大会本番のウォーミングアップに取り入れるのもオススメです。直前にしっかり可動域を広げ、地面の反発を確認しておくことで、走りが変わってくることでしょう。

私はいつも大会当日、ランニングによるウォーミングアップは行いません。ウォーキングランジをはじめとしたランニングドリルで動きを確認し、スタートラインに立つようにしています。

それだけでも十分に身体は温まり、スタートからしっかり身体は動くものです。

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】https://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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