ヘルス&メンタル
2024年10月21日

眠れない、夜中目が覚める…“秋の睡眠不調”は「何不足」が原因? (1/3)

夏から秋への季節の変わり目で不調を感じる人は半数以上。6割が例年より不調を感じており、眠れない、中途覚醒、疲れやすい、気分の落ち込みなどさまざまな不調が出ているようです(日光浴ナビゲートデバイス「LNES」提供日本ゼオン株式会社調べ)。

これらの理由と解消法について、睡眠負債の専門家・白川修一郎先生と、ビタミンDの専門家・斎藤糧三先生による見解を紹介します。

秋の不調の原因は「夏の暑さの疲れ」と「寒暖差疲労」

睡眠負債の専門家である白川修一郎先生によると、秋の体調不良、いわゆる秋バテは、夏の暑さによる疲れの蓄積と、寒暖差による自律神経疲労が関係しています。

「夏場のクーラーによる室内・室外の寒暖差や、気温・気圧の変化により自律神経が乱れたまま秋を迎えて、一気に夏の疲れが出ることで起こります。これにより、結果的に睡眠の質の低下を引き起こしている可能性があります」(白川修一郎先生)

夏に蓄積した自律神経の疲労をひきずっている

夏から秋にかけて日長時間が短くなっていきます。生体リズムが、軽い時差ボケ様の状態になりやすく、気温や気圧の変化が起きやすい時期です。

軽い時差ぼけ様状態で気温や気圧の変化にさらされると、自律神経が不調になりやすく、さらに夏の暑熱にさらされて蓄積した自律神経の疲労をひきずってしまうことで、心身の不調を感じやすくなるのでしょう。

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