フィットネス
2021年5月25日
「ベンチプレス」と「ショルダープレス」、上半身を鍛えるならどっちがいい? (1/3)
ベンチプレス、スクワット、デッドリフトは筋トレBIG3(ビッグスリー)と呼ばれ、フリーウエイトで行う代表的な筋トレ種目とされています。
この中で、スクワットとデッドリフトが主に下半身のトレーニングであるのに対して、上半身(とくに胸の筋肉)を鍛えられるのはベンチプレスのみです。そのため、たくましい上半身を作るには欠かせない種目であると思われています。
ターゲットとする筋肉群が異なること以外にも、ベンチプレスには他の2種目とは異なる特徴がいくつかあります。はたして、筋トレBIG3というグループでくくってよいのでしょうか? まずは、ベンチプレスとはどんな動作なのか、改めて見ていきましょう。
ベンチプレスの正しいフォームとやり方
セットアップ(準備)
・ベンチで仰向けになる
・頭部、肩、背中、臀部をベンチ上で固定し、両足をつま先からかかとまでしっかりと床につける(5点確保)
・目の位置はバーの真下に置く
・両手の幅は肩幅よりやや広くする
下げる動作
・息を吸いながらバーをゆっくりと下ろす
・バーが胸につくまで下げ、一瞬静止する
5点確保の姿勢を崩さない(尻やかかとを浮かせない)ようにします。
上げる動作
・息を吐きながらバーを持ち上げる
・肘関節が完全に伸びるまで腕を伸ばす
こちらも、5点確保の姿勢を崩さない(尻やかかとを浮かせない)ようにします。
BIG3に含まれるべき種目はショルダープレス?
バーベルを使って上半身を鍛える種目として、ベンチプレスのほかに「ショルダープレス」があります。
ショルダープレスとは立った状態からバーベルを肩から頭上に持ち上げる動作ですが、実はこちらの方がベンチプレスよりデッドリフトやスクワットとの共通点が多くあり、BIG3に含まれるべきメニューはショルダープレスかもしれません。その理由は、3つあります。