チートデイは必要ない、逆効果なのか。やっていい人の特徴とは【管理栄養士監修】 (1/3)
「チートデイ」。筋トレやダイエットに力を入れている人は聞いたことがあるかもしれません。ダイエットの数値が落ちなくなったタイミングで行うと、停滞期を打破できるという食事方法です。
このチートデイ、実のところ効果はあるのでしょうか? 管理栄養士目線で見たメリット・デメリットとは。
そもそも「チートデイ」とは?
チートデイとは、ダイエット停滞期に「好きなものを食べていい日」を作る食事方法のことです。
チートデイの語源となっている「cheat」には「だます、ずるをする」といった意味があります。チートデイの主な目的は、"食事制限をつづけたことによりカロリー不足によって省エネモードになったカラダの状態を解除させること”です。
言い換えれば、日々低カロリーの食事を摂ることにより「このままの低エネルギー供給状態では生命の危機! 消費エネルギーをセーブするぞ」という状態の体に一時的に高カロリーな栄養を与えることにより、「エネルギーが補給された! セーブ状態を解除して再度エネルギーを使うぞ」と、体(脳)をだまして体重停滞を打破するのが狙いです。
食事制限を一定期間行うなかで、日々の体重測定の数値をみて体重減少が滞った状態がしばらく続いた場合、その状態を脱出する手段としてチートデイを取り入れる方が多いようです。
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チートデイは「必要ない」って本当?
1日の目標摂取カロリーを上回らない範囲で食事ができていれば、無理にチートデイを取り入れる必要はありません。
体重・ダイエット状況などを考えた上で、チートデイを取り入れるか決めましょう。
チートデイは「逆効果」って本当?
たしかにチートデイ実施日は、食べる量自体が増えるので体重が増加するでしょう。しかし、チートデイが適切に行われていた場合、その後の代謝が復活することから、長期的に見ると体重は落ちやすくなります。
間違った方法で実施すると逆効果に……
間違った方法やタイミングでチートデイを実施してしまうと、逆効果になる可能性があります。
- 体重の停滞なく順調にダイエットできている
- そもそもダイエット自体をしていない
という方は、チートデイの対象に当てはまりません。ただの食べすぎになり、太る可能性があるので注意しましょう。