【2023年8月】おすすめバランスボールを5つ厳選！JBIバランスボール協会トレーナーに聞いた、選び方のコツ (2/3)

バランスボールの効果とメリット

ここからは、バランスボールに期待できる効果です。イス代わりに使うだけでも十分効果は期待できます。

イスとして座ったときの効果

• 自分の姿勢を正しい位置に導いてくれる
• その名の通り身体のバランス力をアップする
• 姿勢を保つことで体幹を鍛えることができる

バランスボールの弾力で、ストレッチ効果やふだん鍛えづらい筋肉を刺激することができます。

トレーニングに使ったときの効果

• 腹筋や背筋のストレッチ効果を高められる
• バランスボールに足や腰を載せて筋トレできる
• 上に座って手足や腰を動かすことで体幹力アップ

さらに、1000～3000円代と安価に購入できること、自宅で簡単に使えるというメリットもあります。

小さいものは直径45～85cmなので机の下に収納可能で、空気を抜けばコンパクトに収納することができます。

バランスボールにはダイエット効果も期待できる？

バランスボールをイス替わりやトレーニングに使うことで得られる効果は簡単に説明しました。イスとして使うときは、体幹だけでなく腹筋にも効果がありそうですよね。

ポッコリお腹を凹ませるなど、ダイエット効果を得ることは可能なのでしょうか。

「バランスボールのダイエット効果という意味では、背もたれがないイスに座っていることになるのでお腹周りのインナーマッスルを鍛えることができます。その結果、体脂肪が減ってくる効果を期待することができます。もちろん毎日継続した結果、少しずつ効果が表れると考えておいてください」（岡本さん）

ダイエット以外の効果としては、腰痛・肩こり改善の効果が期待できると言います。

「バランスボールに座ったまま腰を回すことで、腰痛改善にもつながります。姿勢が正しくなることで、肩こり改善の効果も期待できます。ただしひどい腰痛の場合は、下手に動かすことで悪化させてしまうこともあります。重度の痛みがある人は、プロのトレーナーや医師に相談して実践してください」（岡本さん）

ほかにもバランスボールに乗って身体を動かすだけで、運動不足の解消のほかレクリエーション用途で使用すると脳の活性化にも期待できるといいます。

「バランスボールに座ったまま、身体を弾ませると脳が刺激され、頭が冴えることで認知症予防などに利用されるケースもあります。筋肉が衰え始めた高齢者の身体にも負担をかけず、比較的安全に使用できることもメリットになっています」（岡本さん）

バランスボールの効果はいつ頃から感じられる？

手軽に購入できて、エクササイズアイテムとしても気軽に使い始められるバランスボール。いざイス代わりに使い始めたとして、いつ頃から身体に変化を感じることができるのでしょうか。

「たとえば毎日3～4時間、仕事中イス代わりに座っているとします。これを1カ月間続けていると、姿勢を保とうとする体幹の筋肉が鍛えられ効果を感じ始めることができると思います」（岡本さん）

もちろん個人差がある前提となりますが、バランスボールに1日3～4時間座るだけで効果が得られるとなれば、運動するのが嫌いな人や苦手な人でも気軽に始めることができます。

「エクササイズの強度によって効果が出始める日数も変わってきます。とにかく毎日続けることが大切で、効果が出やすくなります。トレーニング（ストレッチ、体幹トレーニング、有酸素運動など）に使うときは、毎日20～30分を目安に行うと早い人で5日くらいから身体の変化を感じ始めることができると思います」（岡本さん）