2022年10月26日

睡眠負債を解消したい。ぐっすり眠れる関節ほぐしのやり方 (2/6)

 一般的に22時就寝がよいと言われていますが、そもそも帰宅が22時だったりと実現が難しい方も多いですよね。その場合は、日中の活動モードから夜の回復モードに脳のスイッチが切り替わるように、自分の生活サイクルの中で休ませる時間を決めていいそう。確かに、このくらいゆる~い方がストレスにならないし、続けやすそうですよね。

 また、質のよい眠りのためには、日ごろの姿勢を改善することも重要。姿勢が歪むことにより、脊髄の中の髄液の流れなどが滞り、疲れやすくなったり、体にさまざまな不調を引き起こします。現代人が1日の大半を過ごす、イスに座った姿勢のポイントをご紹介します。

  1. 左右の坐骨を均等につけ、骨盤を垂直に立てる
  2. その骨盤の上に背骨~頭をのせる

「中心軸に身体がちゃんとおさまっていることが大事。パソコンに向かうときは、猫背になりがちです。背中を丸めないよう、上体をまっすぐのまま骨盤ごと少し斜めに倒せばいい。キーボードを打つときは、前腕を浮かせずに机に置けば肩への負担も減ります」(黒木院長)

 また、タオルを丸めたものや空のペットボトルなどをイスと腰の間に挟むのも、猫背対策に効果的とか。

 実践したことで、腰が痛くて仰向けで眠れなかった方が、仰向けで寝られるようになったという事例もあります。

身体がカタくても大丈夫! 関節ほぐし

 睡眠の質を向上させるためには、就寝前に姿勢をリセットすることが重要。寝るまでが勝負です!

「そのためには、大腿四頭筋など大きな筋肉を伸ばす一般的なストレッチではなく、関節を小さく動かすのが有効です。背骨を中心に関節を動かし、筋肉の緊張をとっていくことで、良い姿勢で起きていられる、良い姿勢で眠れるようにしていきます」(黒木院長)

 過緊張は、身体の使いすぎ、使わなすぎ、どちらにも現れます。それをリセットして、眠りやすい身体にしてあげることが大事。今回は、腰と肩のリセット法を教えていただきました。

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