ヘルス&メンタル
2024年2月28日
花粉症対策は「腸内環境を整える」が近道!症状軽減につながる“免疫力を高める方法”とは (1/2)
季節の変わり目になるとやってくる花粉症。春も秋も気が抜けません。眼鏡やマスクなどの花粉症対策アイテムもおすすめですが、同時に行っておきたいのが免疫力アップ。そして免疫力に深く関係しているのが、最近よく聞く「腸内環境」です。
腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発した株式会社サイキンソー取締役副社長/ co-CEO 竹田綾さんに、花粉症に悩む人に向けた腸内環境の整え方を教えてもらいました。
まずは基本のキ! 改めて知りたい「腸内環境」とは
──腸内環境を整える、というフレーズはよく聞きますが、改めて考えると、腸内環境のことをよく知らないという人も多いかと思います。腸内環境とは、一体何なのでしょうか?
人の腸内には、数千種類、数百兆個にもなる細菌が共生しており、この細菌たちが作り出すコミュニティを「腸内フローラ」や「腸内細菌叢(さいきんそう)」と呼びます。
そして腸内環境とは、消化管、特に大腸の中の腸内細菌たちの生活環境を指し、近年の研究からそれは、私たちの心身の健康と密接につながっていることがわかってきました。
腸の中には、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌など体に良い影響を与える “ 有用菌 ”や、肥満やがんなど疾患リスクを高める “ 要注意菌 ” などさまざまな働きをする菌が共存しています。
腸内環境を整え、健康な腸内環境を維持するためには、これらの菌がバランス良く存在する、つまり “ 多様性 ” を高く保つことが重要と考えられています。
なぜ「腸内環境を整えること」が免疫力アップにつながるのか
──どうして腸内環境を整えることが、免疫力アップにつながるのでしょうか?
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