
酢納豆の効果と作り方。ダイエットにいい食べ方は?毎日食べると痩せる?[管理栄養士監修] (4/4)
酢納豆の効果がなくなるNGな食べ方
せっかく手間と時間をかけるのですから、酢納豆を効果的においしく食べたいですよね。酢納豆を食べる際のポイントをまとめました。
酢の摂りすぎに注意する
お酢は発酵食品でもあり、健康効果も期待できますが、摂り過ぎると消化器にダメージを与える場合も。
多く摂れば効果も大きいわけではありません。おいしいと感じる程度の量にしましょう。
熱を加えない
酢納豆を加熱すると、納豆に含まれる酵素が変質し、期待する効果が得にくくなる場合があります。
また、酢も加熱することで酢酸の一部が揮発してしまいます。酢納豆を健康や美容効果を期待して食べるのであれば、加熱せずに食べるのがいいでしょう。
タンパク質の摂りすぎにならないよう注意
タンパク質は、多く摂り過ぎると消化器の負担になる場合があります。そのため、肉や魚、乳製品などタンパク質を多く含む食材とのバランスを考えながら摂る必要があります。
おかずが多いときは酢納豆をお休みする、逆におかずが少ないときは酢納豆を添えるなど、献立全体をみて頻度を調整するといいでしょう。
トレーニングやダイエットをする人に「酢納豆」はおすすめできる食べ方です
酢納豆は、納豆に酢をくわえた手軽な食べ物です。タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が摂れ、糖質や脂質の吸収を抑制し、肌質を改善するのにも効果的。
ただし、食べ過ぎは消化器の負担をまねく場合もあるので、毎日の献立と合わせて調整しながら、おいしく食べ続けましょう。
参考:
文部科学省,日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
厚生労働省 e-ヘルスネット,たんぱく質
厚生労働省 e-ヘルスネット,食物繊維の必要性と健康
厚生労働省 e-ヘルスネット,ビタミン
厚生労働省 e-ヘルスネット,ミネラル
遠藤美智子・松岡 孝,食酢の食後血糖上昇抑制効果
吉田企世子.松田早苗「からだにおいしい あたらしい栄養学」高橋書店.2020
監修・執筆者プロフィール
あんしん漢方 管理栄養士
小原 水月
管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれるレシピを発信中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
<Edit:編集部>