ヘルス&メンタル
2025年4月14日

こんな人は運動しないほうがいい!医師が考える「運動が逆効果になる人」の特徴 (2/2)

無理に運動をすると免疫力が低下するおそれも

樋口先生:無理に運動を行うと免疫力が低下することも考えられます。

これは激しい運動の後の体力の消耗や、免疫細胞の減少によるものが大きいと考えられているため、運動をする場合はあまり過度に行わず、軽く汗を流す程度にするのがおすすめです。

運動を行うことで体力を使うのは自然なことですが、無理に長時間激しい運動を続けると、体力が消耗し、傷ついた筋肉や組織を修復するためにエネルギーが多く使われます。

そのため、免疫機能に使うエネルギーが不足し、免疫系が弱まることに繋がるのです。

さらに、激しい運動直後から数時間の間は免疫防御が弱まる状態と言われていて、ウイルスや細菌などの病原体に対する抵抗力が低下し、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなることも考えられます。

筋トレをやりすぎると免疫力が下がるってホント?ゴールドジムトレーナーが解説

運動をしやすい温かい季節になったからといって、普段しないような激しい運動を急に行うことは避け、自分が心地よく動ける程度、軽く汗を流せる程度の運動から行うように心がけましょう。

監修者プロフィール

なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック
院長 樋口 直彦 先生

なか整形外科樋口 直彦帝京大学医学部卒業後、いくつかの病院で勤務し、院長を経験後、2021年1月に医療法人藍整会 なか整形外科の理事長に就任。バレーボールVリーグ「サントリーサンバーズ」のチームドクターも務める。骨折治療をはじめ関節外科、スポーツ整形外科を専門に治療。

<Text:編集部>

1 2