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2025年4月25日

歯科医が教える、「歯石がベットリつきやすい人」3つの特徴。虫歯になりやすい人は要チェック! (2/3)

その2 唾液がアルカリ性に近い人

野菜・海藻・果物・きのこ・大豆などのアルカリ性食品を多く食べている人は、歯石ができやすくなります。
アルカリ性に近い唾液に含まれる「ミネラル成分」には、歯垢を歯石にする促進をする作用があるためです。

※ただし、アルカリ性食品を1回食べたからといって、すぐにアルカリ性になるわけではありません。

自分の唾液がアルカリ性に近いかどうかは、歯科で「唾液検査」を行い、口の中のpHを測定することで判明します。

その3 口が渇きやすい人

口が渇きやすい人は、唾液分泌量が少ない場合が多いです。

唾液には口腔環境の清潔を維持する働きがあるため、唾液が少ないと歯垢が溜まりやすく、歯石もできやすいと考えられます。

口が乾燥しやすくなる原因は「強い緊張などのストレス」や、「日頃から水分摂取量が少ない」ことが考えられます。ストレスケアや水分摂取量を十分にすることも、心がけましょう。

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「歯石予防」自分でできる3つの対策

菊地先生:歯石を防ぐために、次の3つの方法で対策しましょう。

対策1 こまめに歯磨きをする

歯垢・歯石の付着を予防するためには、歯磨きを行うことが重要です。できるだけ毎食後に歯磨きをするようにしましょう。

特に、就寝前の歯磨きは念入りに行うようにしてください。夜寝ている間は唾液の分泌量が減少するため、細菌が発生しやすい状態になります。

歯科医がアドバイス!歯磨きの正しいやり方

・歯ブラシの毛先が、歯と歯茎の境目にしっかり当たるようにする
・一本一本の歯を磨くように歯ブラシのヘッドを細かく動かすようにして、奥歯や歯の裏側まで磨く
・使用する歯磨き粉は、フッ素配合タイプがおすすめ

また、歯石を付着させない「有効な歯の磨き方」を歯科で指導してもらうのも良いでしょう。丁寧な歯磨きを継続することで、歯垢蓄積や歯石発生の予防が期待できます。

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