
医師が教える「免疫力を高める食べ物・飲み物」とは?避けたい食品ジャンルも (2/2)
注意! 免疫力を低下させる食べ物&飲み物
砂糖を多く含む食品や飲料は、多くとると免疫力を下げやすくなると考えられます。砂糖を過剰に摂取すると、腸の中に悪玉菌が増えてしまい、免疫力を低下させる恐れがあるためです。
砂糖が多く使われている「甘いお菓子」や「炭酸飲料」は、食べ過ぎ・飲み過ぎに注意しましょう。
どうしても食べたい・飲みたいときは?
1日に食べる・飲む量を決めておきましょう。
厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」(※)によると、お菓子やジュースなどの嗜好飲料の1日の摂取量の目安は200kcalです。
商品の表示を確認して、摂取カロリーが多くなり過ぎないようにしましょう。
なお、冷え過ぎた飲み物を飲むと、胃腸に負担がかかってしまい、全身の血流が悪くなる恐れがあります。冷やし過ぎず、なるべく常温に近い温度で飲むことをおすすめします。
有酸素運動もプラスして免疫力を高めよう
免疫機能の働きをアップさせるためには、次のような有酸素運動もおすすめです。
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング
- ストレッチ
- ヨガ
適度な有酸素運動は、筋肉や骨に刺激を与えるため、免疫系機能の改善が期待できます。また、適度な運動を習慣にすることは、ストレスの解消にもつながります。
ストレスの解消は、免疫低下を防ぐ上で重要です。過剰なストレスは免疫細胞の機能を低下させ、風邪や肌荒れの原因になります。
運動の「やりすぎ」は逆効果に!
ただし、無理な運動をすると、かえってストレスになり、免疫細胞に悪影響を与える恐れがあります。週に3~5回、1回30分程度を目安にとり組むとよいでしょう。
短期間に限定して行うのではなく、日々の習慣として継続していくことが重要なポイントです。
▼参考
AquaClala HP:炭酸水にはどのような効果がある?おすすめの飲み方や注意点とともに解説
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監修者プロフィール
甲斐沼 孟先生
国家公務員共済組合連合会 大手前病院
救急科 医長
経歴
平成19年(2007年) 大阪市立大学(現:大阪公立大学)医学部医学科 卒業
平成21年(2009年) 大阪急性期総合医療センター 外科後期臨床研修医
平成22年(2010年) 大阪労災病院 心臓血管外科後期臨床研修医
平成24年(2012年) 国立病院機構大阪医療センター 心臓血管外科医員
平成25年(2013年) 大阪大学医学部附属病院 心臓血管外科非常勤医師
平成26年(2014年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医員
令和3年(2021年) 国家公務員共済組合連合会大手前病院 救急科医長
令和4年(2022年) 同上(現在に至る)
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。