
ウェルネスフード
2025年8月7日
水1L飲んでも大腸に届く量は“ほぼ0%”!夏便秘を招くカラッカラの大腸に届けるべき「栄養素」とは[医師監修] (2/4)
夏便秘の5つの特徴
1. 水分不足による大腸の砂漠化
大量の発汗により、便が硬くなりやすく排出困難になります。
2. 食生活の変化
冷たくさっぱりしたメニューが多くなり、食物繊維の豊富な食材が取り入れにくくなります。また、夏バテによる食欲不振で全体的な食事量が減り、便の形成がしにくくなります。
3. 運動不足による腸機能の低下
日照時間が長く野外活動が減りやすい上、夏バテによる疲労感で運動に消極的になります。腹部周囲の筋力低下により、大腸の腸管運動が弱まってしまいます。
4. 寒暖差による自律神経の乱れ
暑い屋外と冷房の効いた室内を行き来することで、体温調整を担う自律神経が過度に働き疲労します。自律神経と連携する腸管神経も正常に機能しにくくなり、腸管運動や消化管分泌が影響を受けます。
5. 紫外線の影響
適度な紫外線は腸内環境に有益ですが、7〜8月の過度な紫外線は活性酸素を増加させ、腸内細菌に負担をかけます。
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