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上手な体組成計の使い方を知ろう【タニタに訊く!体重計をダイエットの味方にする方法(前編)】

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 イマドキの体重計は体脂肪率や内臓脂肪レベル、筋肉量に基礎代謝量など、体重以外に身体の組成分もはかれるタイプが主流。家電量販店などの体重計コーナーでは、多機能&高性能でスタイリッシュな体重計がズラリと並んでいます。かつてお馴染みだった体重のみを測定するアナログ式もありますが、デジタル式で持ち運びできるかなり小型・軽量化されたものになっていて、こちらもユニークな進化を遂げているようです。

 さて、今や一家に一台があたりまえの体重計。あのタニタ食堂で有名な「タニタ」が「ヘルスメーター」という名前で一般家庭向けに製造・販売を開始したのは1959年で、いわば体重計のパイオニア。ならばタニタに聞いてみよう! ということで、体重計をダイエットの最強バディとするための使いこなし術を伺ってきました。

進化し続ける「体重計」。主流は身体の組成分をはかる「体組成計」だ!

「脂肪まではかれる家庭用の脂肪計付き体重計は、1994年にタニタが世界で初めて発売しました。ご存知かと思いますが、アスリートで筋肉が多い80kgの方と、脂肪が多くて80kgの方とでは同じ体重なのに見た目が大きく違います。体重が重いということが問題ではなく脂肪が多いことが問題で、これをしっかりとはかって見ていただくことを目指して開発したのが体脂肪計です。その後、2000年代に入ってからは、体脂肪率のほかに筋肉量や内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢、推定骨量などさらに多くの項目をはかれるようにしていきました。『体組成計』といって、現在店頭ではスタンダードになっています」(タニタ広報・名倉麻衣さん)

▲ブランディング推進部・広報課 名倉麻衣さん

 「メタボ」という言葉が注目を集めた頃、体脂肪計付きの体重計に買い替え、性別や身長、年齢などの個人情報を登録したものの、体重に続いて表示される数値が一体何を示すものなのか実のところちゃんと分かっておらず、結局は体重計としてしか活用できていないありさまの筆者。それが今や、お手頃価格のスタンダードな体組成計でも身体を構成する組成分を7〜9項目もはかれるのだとか。最上位機種ではなんと26項目以上。しかも、筋質や全身と左右の腕、左右の脚、体幹の5つの部位ごとの体脂肪率や筋肉量、筋肉スコアなど細かい計測もこなしてしまいます。

《体組成計ではかれる主な項目》

体重…身体の重さ
体脂肪率…身体に占める脂肪組織の割合。肥満は体重ではなく体脂肪率で判断
内蔵脂肪レベル…内蔵の周りに付いた脂肪をレベルで表示
筋肉量…筋肉組織の重さ
基礎代謝量…生きるために最低限必要な1日のエネルギー量
体内年齢…体組成と基礎代謝量の年齢傾向からどの年齢に近いかを表示
推定骨量…骨全体に含まれるカルシウム等のミネラルの重さを骨量として表示
体水分率…身体に占める水分(血液、リンパ液、細胞内・外液)等の割合
BMI…身体の大きさを表す国際基準。体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出

▲ タニタ 体組成計 BC-315(メタリックグレー)
50ℊ単位の体重測定で毎日の体重変化をしっかりキャッチ。27㎜の薄さで乗りやすい

▲ タニタ デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-907(グレイッシュゴールド)
筋肉状態である「筋質」を評価する「筋肉点数」の計測機能を世界初搭載。iPhone・Androidスマートフォンと連携

▲ タニタ 左右部位別デュアルタイプ体組成計 インナースキャンデュアル RD-800(ブラック)
タニタ最高峰モデルで、計測項目数はタニタ史上最多の26項目。世界初の部位別筋質計測が可能。iPhone・Androidスマートフォンと連携

「ダイエットや健康づくりなどさまざまな目的に使えるスタンダードな機種から、特にスポーツをする方やトレーニングする方におすすめの弊社最高峰モデルまでラインアップしています。スマートフォンと連携してデータが管理できるものは、若い方にもおすすめですね」(名倉さん)

 計測できる項目を理解して、ダイエットやトレーニングに活用する。データの管理をスマホでする。今や「体重計」は身体の重さをはかるだけのものではなく、ものすごく有効な身体づくりツールとして、目的達成のための最強サポーターになっていました。

正しい使い方と数値の視点を変えると、ダイエットのモチベーションも成功率もあがる!

 こんなにもたくさんの項目が計測できるイマドキの「体重計」。ダイエットに目的を絞った場合、計測できる項目すべてをチェックする必要はないだろうというのが正直なところ。

▲企画開発部・主任研究員の西澤美幸さん

「体組成計に乗ればすべての項目を計測し、さまざま数値が出ますが、チェックする項目を決めていただくとよいと思います。ダイエット中ならば、体重・体脂肪率・筋肉量や基礎代謝量がおすすめです」

 と、タニタ企画開発部・主任研究員で栄養士の資格もお持ちの西澤美幸さん。では、ダイエットを目的とした体組成計の使い方や、計測するタイミングは?

「計測はできるだけ毎日同じ時間に同じ条件で行なうのがおすすめです。ご自身のライフログとして身体の変化を把握すれば自分の体調の変化にも気づける材料にもなります。朝の起床後、トイレに行った後に計測するとか、夜の帰宅後、空腹の状態でトイレに行った後に計測するなど決めるとよいです。できるだけ計測する自分の状況をそろえてはかっていただくことは、単純に体重だけの変化を見るのにも有効です。また、体組成に関しても1日の体水分の変動や体温変化もあるので、計測条件をそろえた方がいいですね」(西澤さん)

 ちなみにトイレに行った後というのは、膀胱に溜った尿は単なる重さとして計測されてしまうからだとか。体組成計は、足の裏から微弱な電流を流して身体の電気抵抗をはかることで体脂肪率や筋肉量を計測する。脂肪はほとんど電気を通さず、水分の多い筋肉などは電気を通しやすい性質をもっているのだそう。ん? 尿は水分ですよね? なのに筋肉量に加算されず、体重の重さにのみ反映してしまうのは膀胱のある位置が問題で、臓器に囲まれているために電気抵抗は変わらず、重さとしてのっかってしまうからだそうです。なるほど、余計な重量はサッサと水に流しておきましょう。

「ダイエットが目的の場合、計測時に注目すべきは筋肉量の増加で、体脂肪率の減少とのバランスをチェックしてください。体重そのものが減っていなくても筋肉量が増えていれば、見た目のポッチャリがホッソリに確実に近づいています」(西澤さん)

▲タニタ本社1Fにある「タニタ博物館」に展示された脂肪1㎏の見本。かなり大きい!

 というのも脂肪は筋肉より軽く、同じ重さで比較すると、断然脂肪の方が大きいから。これは、冒頭の同じ体重のアスリートとポッチャリさんの見た目の違いと同じ理由。なので、脂肪が減って筋肉量が増えたということは、身体が引き締まってきたということ。

「同じ重さで比べると脂肪の大きさ1に対して筋肉・骨は0.8で、見た目として20%も違います。体重だけに囚われて一喜一憂しないで、体重はあまり減っていないけれど体脂肪率が減っている、筋肉量が増えているなど、うれしくなる点に目を向けてほしいです」(西澤さん)

 筋肉量を増やして脂肪を減らす。重さは変わらなくても、引き締まって見える。ダイエットは重さから、中身や質への視点のシフトが大切と西澤さん。計測して出た数値で基礎代謝量が上がっていれば、「じっとしていてもこれから脂肪が燃えやすくなって、痩せやすくなるかな」というように、すぐに結果は出なくてもポジティブな面を見つけられれば、ツラいダイエット中のモチベーションアップにつながるとも。納得です!

体組成計がくれるダイエット中のご褒美がある!?

 体組成計をきちんと使い、数値を読みとって自分の体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量をデータとして把握し、重さのみに囚われず身体トータルとして見ることが結果、ダイエットの成功につながる。せっかく付いている機能をぜんぜん活用できていなかった筆者にとって、目からウロコの話ばかりでした。

「脂肪を減らして筋肉量をあげることが引き締まったカッコイイ身体をつくり、ダイエット成功のカギとなりますが、同時に筋肉の質にも注目してください。筋肉は筋線維とそれを取りまく水分や脂肪、結合組織でできていますが、加齢や運動習慣の有無によって筋肉の状態『筋質』が変化します。実は筋肉の変化には男女差があって、筋肉の質については女性は男性よりも変化が早く、筋質をあげやすい傾向があります」(西澤さん)

 男性は短期間で筋肉量が増えるが、女性は筋肉量をあげにくい。そのかわり女性は筋質アップが早く、質のいい筋肉が付くのだそう。筋質がよくなると筋力の衰えや身体機能の低下が予防でき、軽やかに動けるようになるとも。また、筋肉の量、質のアップは基礎代謝量アップにもつながるのだとか。これは魅力的!

「ですから筋肉量の増え方がゆっくりでも焦らないでくださいね。筋肉量を増やしてムキムキになるよりも、筋質アップを目指してしなやかな筋肉を付ける。筋肉の変化に注目しながら先を見て、頑張ろうというモチベーションを維持する。すると、必ず数字はついてきます。この数字は頑張った自分へのうれしいご褒美で、自分の身体から届きます。それを励みにしていただいて、カッコよく素敵になっていただければいいですね」(西澤さん)

→後編へ続く
体組織計でプロポーションをデザインする【タニタに訊く!体重計をダイエットの味方にする方法(後編)】

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取材協力:株式会社タニタ
タニタ公式HP http://www.tanita.co.jp

<Text & Photo:京澤洋子(アート・サプライ)>

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