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適度に楽しみ、継続させる。前園真聖のライフスタイル×スポーツ<Vol.1>

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 元サッカー日本代表の前園真聖さん。現役生活を離れて12年。40代に突入した現在でも、すっと引き締まった体つきをしており、同世代の男性が抱えるようなボディシェイプの問題とは無縁のように伺える。身体のメンテナンスについて、日頃どんなことを心がけているのだろう。

トップアスリート引退後のスポーツとの関わり方

「現役時代は、当然毎日がトレーニングと練習の繰り返しでした。それと現在とを比べたら、運動量の違いは圧倒的ですよね(笑)」

 幼少の頃から引退まで、どっぷりサッカー漬けの日々だった前園さん。現在では子どもたちを対象とした教室を週1回のペースで開催するのが、サッカーとの触れ合う時間だという。

「でも、それまでずっとコンスタントに身体を動かしていたからでしょうか。汗をかかないと、なんとなく身体がすっきりせず、気持ちが悪いんです」

 そのため、ジムに通ったり、ランニングをしたりと、こまめに身体を動かすことは欠かさないとか。元プロスポーツ選手だけに、その内容もさぞかしハードかと思いきや、意外にも軽めなことに驚かされる。

「ジムは時間が空いた時に1〜2時間を週1回程度。ランニングも5km程度です。現役時代は運動が仕事だったので追い込む必要がありましたが、いまはストレスを感じない程度にやるのが心地よいんです」

人生を謳歌するために、体を動かす

引退後、2009年のFIFAビーチサッカーW杯 (C) Getty Images

 一時代を築いたサッカー選手としての自負、さらにメディアを通して人前にでる機会も多いため、見た目には気を使っていたい。でも、敢えて決め事にせず、そのときのリズムで「ある種、適当にやる」というのが前園流だ。

「年齢を重ねるほどに、健康や体型はやはり気になります。でも、なにかしら罪悪感や義務感を抱きながら運動をするのは、精神的に良くない気がするんですよね。僕はこの先もずっと同じような感覚で時間を過ごしていきたいから、無理しないというのが一番だと思っています」

 50代、60代になって、体力がいまよりも衰えたとしても、いまのような健康維持の方法ならば、難なく続けていけると語る前園さん。

「少なからず身体を動かして、汗をかけば、食事もおいしく感じるし、ぐっすり睡眠も取れますからね。人生を謳歌するために、運動をしているような感じかもしれません」

スポーツという「共通語」が、多くの出会いと学びをくれた

 スポーツを続けていたことのメリットがもう一つあると、前園さんが付け加える。

「サッカーをしていて一番良かったと思うのは、言葉や文化の違う世界中の人と触れ合うことができたこと。スポーツという共通言語を通じて、たくさんの人に出会い、いろんなことを学ぶ。心身ともに健康でいられる、最高の手段だと思います」

 世界中どこででも、ボール1つあれば楽しめるサッカー。異なる社会背景を持っていても、一緒にプレイすることで、同士としての意識が生まれ、仲良くなれる。言葉を介さずとも、お互いを認め合う「体験」は大きな学びと人生の宝物を生んでくれるようだ。

[プロフィール]
前園真聖(まえぞの・まさきよ)
1973年10月29日生まれ、鹿児島県出身。元サッカー日本代表。28年ぶりの出場となった1996年のアトランタ五輪では、キャプテンとしてブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演出。2005年に現役引退。現在は、スポーツジャーナリスト・コメンテーターを務めるほか、サッカー教室「ZONOサッカースクール」を運営している

<Text::猪飼尚司/Photo:冨田寿一郎>

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