元自衛隊員が考案『あへあほ体操』の効果的なやり方【1日3分×2週間】 (1/2)
最近、さまざまなスポーツで“体幹トレーニング”が注目されています。ダイエット中の人でも、筋力アップやシェイプアップなどのために実践している方が多いかもしれません。しかし中には、「なかなか続けられない」「上手くできない」という声もチラホラ。
そんな方には、今回ご紹介する『あへあほ体操』がピッタリ!かもしれません。北海道で誕生した『あへあほ体操』。いったいどのような運動なのか、創始者・しものまさひろさんにお話を伺いました。
[プロフィール]
しものまさひろ
1979年生まれ、北海道札幌市出身。小中学校時代は野球に取り組み、高校で陸上競技部へ入部。故障などの影響から思うような結果が残せなかったものの、走ることが諦められず、持続走訓練隊を目指して高卒で陸上自衛隊に入隊。故障によって部隊を外れたことを機に、計5年の訓練期間を経てトレーナーの道を志す。その後、ドローインをベースとしたエクササイズプログラムを立案。ここに「あ・へ・あ・ほ」の発声を加え、『あへあほ体操』を創り上げた
【HP】http://shimo-tore.com/
あへあほ体操って何?
『あへあほ体操』は、しものまさひろさん考案のエクササイズ。北海道で生まれ、現在は道内各所のほか、道外にも教室が広がっています。これは、簡単に言えば体幹部を鍛えるもの。
しかし実際に実践してもらうと、いわゆる“体幹トレーニング”とは一線を画していました。何が違うのか……と言うと、このエクササイズは「あ・へ・あ・ほ」と発声しながら行うのです。
「もともとドローインをベースとしたプログラムを作り、2006年から提供してきました。内容は腹横筋、つまりインナーマッスルを意識したもの。特に高齢の方を中心として腰痛改善などの結果が出始めていたのですが、生徒さんから『家でやりたいと思った時、やり方を忘れてしまう』と言われたんです。確かにその場で習いながら行えても、1人で実践するのって大変ですよね。そこで工夫を考えていたとき、同じように生徒さんから『インパクトも必要だよ』とアドバイスされて、発声を付けるという方法にたどり着きました」
▲しものさんの口元にご注目!
生徒さんの意見から生まれた『あへあほ体操』。もちろん、この「あ・へ・あ・ほ」という言葉にも意味があります。
「最初はいろんな言葉で試しました。そんな中、ハ行の発音が一番空気を使うことに気付いたんです。口の前に手を当てて、ハ行とその他の発声を比較してみるとよく分かりますよ。武道なんかではよく『ハッ!』なんて声を出して鍛錬していますが、昔の人は、このことを分かっていたのかもしれませんね」
実際に教室で行ってみたところ、その場の雰囲気も良くなったとのこと。ポップな発声で楽しみながらできるため、教室では笑顔が溢れ人と人との繋がりも生まれやすくなったと言います。
“走る”ために自衛官の道を選んだ
『あへあほ体操』を生み出した、しものさん。実はご自身の経歴も、他に類を見ない非常に独特なものでした。