ウェルネスフード
2021年12月14日

コーヒーは1日何杯まで?カフェインの摂りすぎで起こるデメリット (2/2)

健康的にカフェインと付き合うためのポイント

 健康的にカフェインを摂取するためのポイントを、もう1度おさらいしましょう。

カフェインの摂取量は個人差がある

 自分のカラダに合うか合わないか、またどれくらい飲んだら影響があるのかは、自分自身で見極めていく必要があります。カフェインを過剰摂取した場合、めまい、興奮、不眠症、吐き気などの健康被害をもたらすことがあります。

飲み過ぎに注意

 緑茶や玉露、チョコレートなどにもカフェインは含まれており、食品の組み合わせで知らないうちに多量のカフェインを摂取してしまうこともあるため、注意しなくてはなりません。

 特にエナジードリンクやカフェインのサプリメントは、かなり多くのカフェインを含んでいます。エナジードリンクの常飲、また本数には注意が必要です。 

他の食品との飲み合わせに注意

 カフェインには吸収を阻害してしまう栄養素があるので注意が必要です。

 たとえば、コーヒーや緑茶、紅茶、ウーロン茶などに含まれるタンニンには抗酸化作用がある一方で、鉄や亜鉛などの吸収を抑えてしまいます。さらにカフェインの利尿作用により、鉄や亜鉛の吸収を助けてくれる水溶性ビタミン(ビタミンCなど)も、余計な水分とともに排出されてしまいます。

 貧血が気になる人や、筋肉増量を目的にカフェインを活用している人は覚えておきましょう。

※本記事はMELOSで公開された記事「カフェインは筋トレ効果を高めるのか。1日の摂取量と飲み方、コーヒー豆知識[管理栄養士監修]」を再編集したものです。

<Edit:編集部/Text:渡辺幸雄/Edit:京澤洋子(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>

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