ウェルネスフード
2020年7月27日

低温調理器「ボニーク」をレビュー。筋トレ民の味方・鶏むね肉を美味しく食べる方法&オススメレシピ (1/3)

 筋トレに励む人たちの頭を悩ませるのが、トレーニング後の食事。高タンパク・低脂質・低カロリーの条件を満たしたコンビニでも話題のサラダチキンもいいけど、もっと「鶏むね肉」を美味しく食べる方法はないでしょうか。

 そこで、あらゆる肉をジューシーに仕上げる話題の低温調理器「ボニーク(BONIQ)」に注目。本当にふっくら食感を残したまま美味しく食べられるものか、料理家の田村つぼみ先生にポイントと美味しいレシピを聞いてきました。

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筋トレ民は毎日「鳥むね肉」を食べるのがいいのか?

Photo:Getty Images

 そもそも論から始めましょう。トレーニング後のリカバリーや栄養補給に炭水化物の大量摂取はご法度ですね。糖質を意識して制限している人は多いと思います。それでは、なぜ鶏むね肉はカラダにいいのでしょうか?

「トレーニング後はやっぱり“タンパク質”を摂ることが大切です。鶏のささみ肉やむね肉は、低脂質・低カロリーでタンパク質の塊とも言える食材です。良質なタンパク質としては、豚肉や牛肉という選択肢もありますが、もれなく脂肪がついてきます。どうしてもというならば、赤身肉を選んでください。同じタンパク質でも食材ごとに含まれる栄養素が違います。大豆や卵や魚などのタンパク質もバランス良く、摂ることも意識しておくといいでしょう」(田村さん)

 トレーニング後の食材として、鶏むね肉最強説は本当なんですね。調理するとき気を付けることはありますか。

「調理方法の定番といえば、茹でるか蒸すかです。ただ蒸し器を持っている人は多くないと思います。やっぱり茹でる派が多いと思います。でも湯煎って、手軽に見えて実は温度調整が難しくて、鶏むね肉の厚みがある部分は生で薄い部分は硬くなりすぎた経験してる人も多いと思います」

 そうなると普通の調理方法で、美味しく食べるのは難しいということですか。やはり市販のサラダチキンを買うのがベストということでしょうか。

「ひと手間か、ふた手間かけられれば、いいんです。酒やミリン、砂糖やショウガなどの調味料に漬け込んで柔らかくしてから調理したり、調理時間をしっかり測ったりすることを覚えれば、柔らかく美味しく調理することはできます」

 やはりプロの技術が必要ということですね。一般の方がカンタンに美味しく食べられる方法はないのでしょうか。

「湯煎の温度を一定に保ったり、食材のグラム数に合わせて茹で時間を測ることですね。調理方法に技術が少し必要になるのが、鶏むね肉ともいえますね」

低温調理器「ボニーク」を使ってみた

Photo:ボニーク

 これから試す「ボニーク(BONIQ)」は、肉を柔らかくする調理器具。デザインもスタイリッシュなのでキッチンでもリビングでも絵になります。肝心な鶏むね肉との相性はどうなんでしょう?

「この低温調理器は、肉のタンパク質が固まらない温度で調理することができます。さらに鶏むね肉の大敵、湯煎温度も一定に保てるので非常に相性がいい食材といってもいいでしょう」

 ほとんど操作ボタンがありませんが、どのような操作をするのですか?

「まずは食材に合わせて温度と時間を決めます。ボニークのサイトにも温度目安があるので参考にしてみてください。あとは深めの鍋などに水と、密閉袋に入れた食材を入れるだけです」

 それだけですか?

「そうなんです。温度と時間を設定しスタートボタンを押すだけです。規定の温度になるとボタン類が青に変わり、タイマーが動き出します。あとは、待つだけ」

 これは便利なんですね。何か作ってみましょう。

「はい。まずは基本調理となる湯煎しただけの鶏むね肉です。鍋での湯煎と違って、一定温度なので硬くならず、全体的に熱が通るようにします」

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