「通勤ランニング」5つのギモン|服装はどうする?走れる距離なの?汗対策は? (1/2)
走りたいけれど走る時間がない、 満員電車が嫌で電車に乗りたくない社会人におすすめの運動「通勤ラン」。会社まで走るなんてとんでもない! 疲れて仕事できない! と思うかもしれませんが、電車に詰め込まれて出社したり、バスや車で朝の渋滞に巻き込まれるよりストレスが溜まらず、運動不足が解消されて逆に体調がよくなるかもしれません。
通勤ランの服装は?
私服勤務の人は、よほど動きにくい恰好でなければそのまま走ることができます。しかしスーツだとさすがに難しいため、Tシャツにジャージなどに着替えるのが無難でしょう。
吸水性がよく乾きやすいウェアにする
通気性、吸水性、速乾性に優れたものを選びます。吸水性・吸湿性が高い綿素材は着心地はいいのですが、乾きにくいのが難点。水・熱に強く、しわになりにくく型崩れしないポリエステル素材も選択肢のひとつです。ユニクロであればドライEXやエアリズムシリーズがおすすめです。
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下はハーフパンツ、ランニングタイツ、スウェットパンツがよいでしょう。また、薄手のパーカーは、防寒や急な雨のときに重宝します。小さく折りたためるものであれば、バッグの中に常備しておくと便利です。
革靴をランニングシューズに変える
革靴だと走りづらいので、ランニングシューズが必要です。オフィスで履き替えなくてもよさそうな、革靴風のランニングシューズもあります。
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鞄をリュックにする
着替えや靴、ノートパソコンを持ち運ばなくてはならない人もいるでしょう。高防水性・大容量のリュックやバックパックがマストです。また、走ったときに上下に揺れないよう、密着性も大事になりますね。
ランニング用のバックパックは、ほとんどに胸や腰部分にベルトが付いています。これでバックパックを固定し、横揺れを防ぐというもの。またベルトがあることで、肩に掛かる負担を軽減できます。
このベルト位置も、フィッティングの際によく確認しましょう。中には「胸だと苦しくなるから腰が良い」「腰は擦れてしまうので胸が良い」など、人によってさまざまな意見があります。また、ベルト部に収納ポケットの付いたタイプもあり、その場合、収納したものの取りやすさにも関わってくるポイントです。
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朝食はどうする?
朝食は走り終わったあとがおすすめです。走る前は、バナナやシリアル、ドリンクなどで軽くエネルギーチャージを行うのみに留めましょう。
どうしても朝食後に走りたいという場合は、消化不良による体調不良を防ぐため、朝食の2~3時間後から走るようにします。
Japanマラソンクラブの管理栄養士で、ジョギングインストラクターでもある深野祐子さんによると、
「朝ラン前は、100〜200kcal程度の軽食もしくはエネルギー補給のできる飲みもので起床後のエネルギー不足を補うようにします。軽食ならバナナのほか、おにぎりやロールパン、シリアルバーやグラノーラなど。飲みものならオレンジやグレープフルーツジュース、豆乳、ヨーグルトドリンクなどです」
とのこと。フルーツと甘酒を1:1でミキサーにかけたドリンクもエネルギーチャージとして最適だそうです。
汗とニオイ対策は?
ニオイのケアは社会人としてマスト。走った後の汗を放置しておくと、とんでもないニオイになります。身だしなみを整える方法としては、会社で汗を拭く、ランステを利用することです。
会社で汗を拭く
制汗スプレーの前に、まずは濡らしたタオル、または汗ふきシートでしっかり汗をふきます。それから制汗スプレーやデオドラント用品を使用しましょう。首、脇、胸元、腰まわりのほか、うなじや耳の裏なども臭いやすいので注意です。
スポーツクラブメガロスのトレーナーにも対策方法を聞いてみたところ、汗をかいたらすぐにシャワーを浴びて、汗を流し落とすことがなによりも重要だそう。また、普段から皮膚を清潔に保つことで、臭いのもとの皮脂や汚れを溜めないようにしておくのもポイントです。
まずは汗をかいたらすぐにシャワーを浴びて、汗を流し落とすことが重要です。また、普段から皮膚を清潔に保つことで、臭いのもとの皮脂や汚れを溜めないようにしておくのもポイントです。シャワーを浴びることができる環境であれば利用し、難しければボディシートを利用して汗と汚れをふき取りましょう。
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ランステを利用する
会社の周辺にランニングステーションがあるか、まず確認します。目的地をランステにして、そこでシャワーを浴びたり着替えをして身だしなみを整えてから、会社まで歩くというのもよいでしょう。