サングラスのメリットと専門家おすすめの選び方。「サングラス=おしゃれアイテムでしょ?」という人に読んで欲しい! (1/3)
サングラス。海外だとなじみの深いアイテムですが、日本だと「おしゃれな人や芸能人がつけるアイテムでしょ?」という印象を持つ人も多いかと思います。しかし、サングラスは単なるファッションアイテムに留まらず、目を保護し、快適な視界を提供する重要な役割を果たしています。
とくに近年の日差しの強さは半端じゃない。日傘同様、目から入る光と紫外線も防がなければという気持ちから、約10年間の店舗勤務の中で1万人以上の目を見てきた、眼鏡市場の広報を担当する掛本紀子さんにインタビューを実施。サングラスのメリットについて解説するとともに、自分に合ったサングラスの選び方について探っていきます。
ぶっちゃけ、サングラスって必要なんですか?
いきなり失礼な質問でスミマセン! 実のところサングラスっていわゆる“ファッションサングラス”しかつけたことがなく、おしゃれをするときや、夏のアクティビティ時につけるイメージが強いのです。
これについて、掛本さんは“サングラスは目の負担を軽減できるアイテム”と回答。カラーサングラスのメリットをたくさん教えてくれました。
眼鏡市場の広報担当 掛本さん。
「サングラスを着用することで、目の負担を軽減することが出来ます。日常生活では“紫外線、ブルーライト、眩しさ”の3つの負担が挙げられます。目から入ってきた紫外線を脳が感知すると、肌が陽に晒されていると感じ、日焼けと同じような症状を起こす可能性があります。そのため、紫外線対策の1つとして紫外線カットの機能がついたサングラスを着用することはとても有効です。」(掛本さん)
たしかに、目に日焼け止めは塗れませんから、外部からのアプローチが必要です。
「ブルーライトも目の疲れに繋がると言われています。パソコンやスマホだけでなく、太陽光にもブルーライトは含まれています。外出するときにサングラスを着用することで、ブルーライト対策もでき、目の疲れの軽減に繋がります」(掛本さん)
続いて“眩しさ”について。
「サングラスには、眩しさを軽減する役割もあります。車の運転や屋外スポーツ・キャンプなどの日差しが気になる環境での着用は有効です。また、個人差はありますが男女ともに40代くらいから眩しさを感じる割合も増えていきます。」(掛本さん)
実は最近、通勤中に『やたら眩しいな……』と片手で日差しを遮ろうとすることが多くなっていたのですが、まさか加齢もあったとは。衝撃です。