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2025年3月4日

日本におけるボウリングの歴史。バブル時代に大ブーム!世界が動いたスポーツ記念日 (1/3)

 世界規模で話題になったスポーツトピックを厳選してお届けする「世界が動いたスポーツ記念日」。今回は、若者からお年寄りまで気軽に楽しめる庶民的なスポーツ「ボウリング」の歴史について紹介していきます。

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日本初のボウリング場は江戸時代の長崎にできた!?

 誰もが気軽に楽しめるスポーツとして、世界中で広く親しまれるボウリング。紀元前5000年頃の古代エジプトではすでにボウリングの原型があったとされていますが、現代のルールに近い形で広まったのは、16世紀のヨーロッパからといわれています。

 日本に初めてボウリングが移入されたのは、なんと江戸時代。1861年6月22日に、当時外国人居留地だった長崎の出島で、初のボウリング場「インターナショナル・ボウリング・サロン」が開設されました。

 しかし日本人がこぞってボウリングを楽しんだという記録はなく、どちらかというと現地に住む外国人向けの施設として認知されていた程度だったようです。

 そして、戦後となる1952年には、東京・青山に日本初となるボウリング専用施設が開設。多くの若者から親しまれるようになると、急速に全国へ伝わりました。

 その結果、日本よりも先にボウリング設備が普及していたカナダ、イギリス、スウェーデンの先輩国を抜き、あっという間にボウリング設備普及率が世界第2位になったのです。

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