ギア&アクセサリー
2019年7月8日
ボルダリング初心者が知っておきたい、クライミングシューズの失敗しない選び方 (2/3)
●シューレース(ひも)
靴ひもタイプ。つま先近くから甲までひもで細かく締め込み具合を調整しながら、より自分の足の形に添ってフィットさせることが出来るのが最大の特徴。着脱時には、ひもを緩めたり締め直したりといった手間がかかるが、調整レンジの広さと自由度から、長時間履き続けなければならない外のロングルートや山のクライマーに利用者が多い。初心者にもおすすめ。
●スリッパ
文字通り、甲部分に開閉のパーツが一切なく、スリッパのように足を突っ込んで履くタイプ。着脱の為のパーツや余計な縫い目がないシンプルな構造のため軽量で足なじみがよく、素足に近い感覚で使用できるという利点がある。一方、履いている過程で伸びてきた際に、締め増していく手段がないので購入時のサイズ選びが難しいタイプでもある。
【2】ソールの形状別による種類
●フラット
ソールがフラットになっていて、登る対象を問わないオールラウンドタイプ。
●ダウントゥ
つま先部分が下方向に湾曲しているタイプ。細かいホールドやポケットにつま先を引っ掛けやすい前傾壁が得意な上級者向けの形状。
●ターンイン
つま先部分が親指方向に湾曲しているタイプ。親指を支点にした動きに向く。
クライミングシューズの選び方
初めてのクライミングシューズは、どのような点に留意して選べばいいのか、専門家に訊きました。取材に協力してくださったのは、アウトドア用品専門店「L-Breath 御茶ノ水店」の斎藤さん。ご自身も経験豊富なクライマーです。「L-Breath 御茶ノ水店」周辺にはボルダリングジムもあり、クライミングシューズの購入の際にアドバイスを求められることも多いそうです。