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2022年5月9日

筋トレ民がもっとも多い県は?全国の男女10万人を調査

 コロナ禍での運動不足を解消するため、筋トレをする人が増えています。

 株式会社ベネクスが、一般社団法人日本リカバリー協会の協力のもと、全国の20歳から79歳の男女10万人を対象とした大規模調査を実施。その結果を公開しているので、ご紹介します。

筋トレをしている人の割合は、全体の22.9%

 まずは、筋トレを実施している人の割合を見ていきましょう。直近1年間でどのくらい筋トレを行っていたかを見ると、男女合計では全体の22.9%。週1~2回程度の行動率は7.2%、週3回以上の行動率は6.3%という結果になりました。

 これを男女別で見ると、男性で筋トレをした人の割合は28.8%、そのうち、週1回~2回程度行う人は9.0%、週3回以上は7.8%となっています。

 一方、女性は17.1%、週1回~2回以上行う人は5.5%、週3回以上は4.8%という結果になりました。総じて、筋トレは男性のほうが高い割合で行っていることが分かります。

男性は若年層、女性は70代の筋トレ率が高い

 次に、筋トレを行っている人を年齢別・男女別で見ると、男性では20代の行動率がもっとも高く27.4%、次いで30代の21.3%となりました。以降、年齢を重ねると減少していますが、70代で微増しています。

 女性では、70代の行動率がもっとも高く14.4%。40代が8.2%ともっとも低くなっていますが、50代から8.4%と徐々に高くなっている傾向にあります。昨今、負荷の少ない筋トレや社交場としてのスポーツ施設のあり方が顕著になっていることなどが影響しているのかもしれませんね。

筋トレ民は疲れていてもトレーニングを行っている

 ほか、疲労度合別に元気な人と疲れている人の筋トレを行う頻度をそれぞれ見てみましょう。

 男性では筋トレをまったくしなくても元気な人が74.5%と多くなっており、筋トレの頻度が週1回未満、週1~2回程度の人を見ると、元気な人よりも疲れている人の方が多くなっています。この結果から、疲れていながらも筋トレなどしながら生活している人が多いことが推測されますね。

 一方、女性は全体を通じ、筋トレをしている人のほうが元気であるという結果が分かります。

いつ筋トレしてる? 疲労度合いで異なる結果

 筋トレを行っている人に「負荷の高い運動時間をとる曜日」を尋ねたところ、元気な人は月曜日・水曜日・土曜日に運動を行うことが多い傾向があるようでした。

 一方、慢性的に疲れている人は、とくに金曜日と土曜日の、週末を迎えるタイミングで身体に負荷をかけている結果となっています。

もっとも筋トレをしている都道府県は?

 さらに、都道府県別での筋トレ行動率ランキングも発表されています。これによれば、男性では1位が石川県で20.2%、2位は沖縄県で19.0%、3位は神奈川県で18.9%という結果。また女性では、1位佐賀県16.4%、2位福島県14.3%、3位徳島県13.7%となっています。

元気な人の疲労解消法は?

 最後に、週1回以上筋トレを行っていて、元気であるという人がどのような疲労解消方法を実践しているのかもヒアリング。結果、男女とも「入浴」がもっとも多い回答となっています。ほか「ウォーキング、ジョギングをする」などの運動や、「身体のケアのストレッチ」など、代謝を上げることで、疲労解消を行っている傾向が高いことが分かります。

<Text:辻村>