フィットネス
2023年7月3日

ベントオーバーローの効果とやり方、正しいフォーム|広背筋を鍛える筋トレ (2/2)

ダンベルとバーベル、どっちがいい?

バーベルを使用すると、重量が大きいため背中への刺激は高まります。

一方、ダンベルはバーベルより使用重量は少なくなりますが、可動範囲が大きくなるため、背中を意識しやすいでしょう。どちらを利用する場合も、背中を丸めないように気をつけます。

関連記事:「ベンチプレス」はバーベルとダンベル、どっちがいい?効果の違いは?トレーナーが解説

なぜ背中は鍛えにくいと言われるのか

背中は鍛えにくい部位と言われています。その主な理由は2つあります。

動きを目で見ることが難しい

筋肉の動きを見ながらエクササイズを行うと、動かしている筋肉を意識しやすなります。しかし背中は、エクササイズ中に筋肉の動きを目で見ることができません。そのため、筋肉を意識しにくいのです。

また、自分の背中にどのくらい筋肉がついているかも見ることが少ないでしょう。そのためとくに初心者は、どうしても見やすいカラダの前面を重視して鍛えてしまいます。

腕の力でも動作ができてしまう

背中の筋肉を鍛えるローイング動作は、腕の筋肉「上腕二頭筋」を使って動作することがほとんどです。そのため、動きをマネしているだけだと、背中の筋肉よりも腕を多く使ってしまいます。その結果、腕ばかり疲れてしまうことが起こりやすいでしょう。

これらの理由から、背中の筋肉は鍛えにくいと言われているのです。

関連記事:背中の筋肉はなぜ鍛えにくい?効果的な鍛え方とは

参考文献
荒川 裕志 (著), 石井 直方 (監修) (2019) . 『筋トレ 動き方・効かせ方パーフェクト事典』 . ナツメ社 .


[監修・トレーニング指導]

鳥光健仁(とりみつ・たけのり)
フィットネスランニングトレーナー。1991年生まれ、千葉県出身。出張パーソナルトレーナー、SUUNTO 5 アンバサダー、VX4アドバイザリー、(株)BOOSTマネジメント契約、HOKA ONE ONE サポート。

<Text:編集部>

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