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マラソン大会前に"疲れる練習”は禁物。コンディションを整える「調整トレーニング」のポイント│東京マラソン2019 完走HOW TO #2 (1/3)

 東京マラソンまで、すでに1ヶ月を切りました。皆さん、調子はいかがでしょうか? インフルエンザの流行など体調不良も目立つ季節ですので、健康管理にはくれぐれもご注意ください。

 大会前は、いつもと違ったトレーニング内容を組んでいる方が多いかもしれません。30km走で調子を確かめたり、少しでも走力を上げようと追い込んだり。逆に本番前は、ほとんど走らず脚を休めるなんていう方もいるのではないでしょうか。

 東京マラソンで100%の力を発揮したいのであれば、“調整トレーニング”の実施をオススメします。ここではその理由と、具体的なポイントについて解説していきましょう。トレーニング計画を組む際の参考になるはずです。

調整トレーニングの目的とは

 調整トレーニングとは本番に100%の状態を持っていくため、コンディションを整えながら行うトレーニングです。そのため、ただ闇雲に走れば良いというものではありません。疲労を抜き、精神面を安定させ、シューズなどを含めた準備を整える。心身の状態のみならず装備までを含め、万全の状態を作るのが調整トレーニングです。

 例えばいつも通りのトレーニングを重ね、その延長として大会本番を迎えた場合。疲労は抜けておらず、気持ちは練習モードのままとなってしまうでしょう。もしかしたら準備が不十分で、忘れ物をするなど本番になって不安の種が生まれてしまう可能性もあります。

 とはいえ、ただトレーニング強度を落として疲労回復を図れば良いというわけではありません。筋力・体力が低下してしまえば、パフォーマンスが下がってしまいます。そして、その実感は「いつもの走りができないかも」という不安に繋がり、走りに自信を持てなくなるでしょう。できない自分をイメージしてしまうと、もっと走れる局面でも「これ以上は無理なのではないか」と力を制御してしまうなど、パフォーマンスを下げる結果になるものです。

調整トレーニングの実践ポイント

 それでは、具体的にどうやって調整トレーニングを行えば良いのでしょうか。具体的なトレーニング内容は、調整に入る時点での疲労具合など状態によって異なります。基本となるのは「質を落とさず負荷を下げる」こと。ジョギングなどを中心としながら1000mのダッシュなど刺激となる練習を交えつつ、コンディションを整えます。

 私は自分に合った調整トレーニングを持っており、勝負レースではいつもそれに沿って練習を組み立ててきました。例えば、「前日は走らない」、「1週間前に1〜2kmのショートでスピードのある練習を入れる」といった具合です。ただしこれは私が競技経験から見出したオリジナルの方法であり、万人に共通するものではありません。自分に合った調整トレーニングの方法は、何度か試行錯誤する中で見つかってくるはずです。

 とはいえ、まもなく開催される東京マラソン。そこまで悠長に構えてはいられないでしょう。そこで調整トレーニングを行う際に心がけたい実践ポイントを、4つに分けてご紹介しておきます。意識して取り組むだけでもトレーニングに変化が生まれ、本番のコンディションが違ってくるはずです。

次ページ:調整トレーニング時に知っておきたいポイント

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