ランジ_スクワット
フィットネス
2025年11月9日

ランジとスクワットどっちが効果的?消費カロリーや難易度、目的の違いを解説 (1/2)

下半身を鍛えるトレーニングといえば、スクワットとランジ。どちらも脚やお尻に効く定番メニューですが、動き方や鍛えられる部位、効果の出方にはそれぞれ特徴があります。

それぞれの特徴を知り、目的に合ったトレーニングを選びましょう。パーソナルトレーナー・安藤 瑞樹さん監修のもと、解説します。

ランジとスクワットの違いとは?

比較項目 ランジ スクワット
動作の特徴 足を前後左右に開き、片脚ずつ上下動。バランスを保ちながら体をまっすぐ下げる。 両足を肩幅に開いて体を上下動。安定した姿勢で腰を落とす。
主に使う筋肉 大臀筋・中臀筋・ハムストリングス・大腿四頭筋(お尻・もも裏メイン) 大腿四頭筋・内転筋・大臀筋・ハムストリングス(脚全体)
バランスの安定性 不安定(体幹の安定が必要) 安定(両脚で支える)
トレーニング効果 ヒップアップ・左右差の改善・体幹強化 筋力アップ・代謝向上・下半身全体の強化
難易度 やや高め(バランスが難しい) 初心者でも取り組みやすい
消費カロリー 中~高(体幹も使う) 高い(全身を大きく使う)

ランジはバランスが必要になるため、左右差の改善やお尻・もも裏の引き締め、ヒップアップに効果的です。

一方で「スクワット」は安定して動作を行えるので、高重量を扱いやすく、全体の筋力アップに効果的です。目的に合わせて選ぶのがポイントです。

ランジの特徴とメリット&デメリット

ランジは、脚を前後左右に開きながら上下運動を行うトレーニング。体幹の安定性が求められるため、お尻(大臀筋・中臀筋)やハムストリングスへの刺激が強く、ヒップアップや美脚効果が高いのが魅力です。

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ランジの主なメリット

・お尻、太もも裏を中心に鍛えられる
・体幹を強化し、姿勢改善にも効果的
・左右差を整え、バランス能力を向上
・スポーツ動作(走る・蹴る)に直結する

また、ブルガリアンスクワットやサイドランジなど応用メニューも豊富で、目的やレベルに合わせて調整できます。

レベル 種目 特徴・ポイント
初心者 スプリットスクワット その場で足を前後に開き、片脚ずつ上下運動。移動がないのでバランスを取りやすく、ランジの前段階に最適。
中級者 ランジ 足を前後に出して行う基本の動作。バランス力・体幹・下半身を総合的に鍛えられる。
上級者 ブルガリアンスクワット 後ろ脚を台に乗せて行う片脚トレーニング。重心が不安定になり、臀部・ハムストリングスへの負荷が大きくなる。

ランジのデメリット・注意点

・バランスを崩しやすく、膝や腰に負担がかかることがある
・片脚ずつ行うため時間がかかる
・筋力差があるとフォームが崩れやすい

対策ポイント

・鏡を見ながらフォームを確認
・最初は浅い角度から始める
・足幅をやや広めにして安定感を出す

ランジの基本メニュー5選。代謝を上げて痩せやすい体を目指そう

スクワットの特徴とメリット&デメリット

スクワットは下半身を中心に、全身の筋肉を使う「キング・オブ・エクササイズ」。フォームを守って行えば、自重でも筋力アップや代謝向上、引き締め効果といった高い成果を得られます。

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スクワットの主なメリット

・下半身全体をまんべんなく鍛えられる
・筋肉量アップによる基礎代謝の向上
・脚力・体幹強化によるパフォーマンス向上
・姿勢改善・ダイエット効果も期待できる

安定した姿勢で行えるため、初心者や女性でも取り入れやすいトレーニングです。また、ダンベルやバーベルを加えれば負荷を増やして筋肥大も狙えます。

スクワットのデメリット・注意点

・フォームを崩すと膝や腰に負担がかかる
・前ももに効きすぎて脚が太く見える場合もある
・慣れてくると刺激が弱く感じる

対策ポイント

・背中を丸めず、両足均等に体重をかける
・お尻を後ろに引くように、股関節をしっかり曲げることを意識
・負荷を上げるならダンベルやチューブを使用

筋トレの王様「スクワット」の効果と正しいやり方|フォーム・回数・頻度

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