フィットネス
2024年5月7日

縄跳び(なわとび)の効果と跳び方のコツ。カロリー消費はランニング以上! (5/5)

なわとびを行うときの注意点

メッツが高い運動ほど、体に強く負荷がかかって怪我の危険性が高まるので注意が必要となります。

なわとびにおいて多いのは、膝や腰を痛める怪我です。よほどアクロバティックな跳び方をしない限りそれほど心配はありませんが、無理なく足腰の負担とならない、適度な高さのジャンプを心がけましょう。

あまりに高いジャンプを試みたり、二重とびを続けたりすると、足腰のバネを多用しすぎてその部位に大きな負担がかかってしまいます。

なわとびはウォーミングアップに最適!

ジャンプが競技の重要な要素となるフィギュアスケーターをはじめ、さまざまなスポーツ界のプロアスリート選手たちが、ウォーミングアップになわとびを活用していることが知られています。

ウォーミングアップには、じんわり汗をかいて体があたたまるくらいの運動が必要です。運動に取り組む前に全身をあたためてほぐし、体をうまくコントロールできるようにならなくてはいけません。

その点、なわとびは全身の筋肉運動、かつ有酸素運動であり、場所も時間も取らないので効率よくウォーミングアップできます。単独の運動としてだけでなく、運動前の動的ストレッチにも取り入れてみましょう。

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監修者プロフィール

後藤迪廣(ごとう・みちひろ)

全国の地域・教育機関へ向けてなわとびの検定や大会を主催している特定非営利活動法人「日本なわとびプロジェクト」の理事を務める。名古屋市のパーソナルトレーニングジム「スリムアップ」代表。名古屋、尾張地区でトレーナーとして活動中。高齢者のダイエット、運動初心者への運動指導、スポーツ選手へのトレーニング指導など、個人・法人を問わず幅広い顧客を対象にプログラムを提案している。【公式HP】http://slim-up.net/

<Text:藤岡千夏(H14)>

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