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2024年2月20日
かけっこ(徒競走)が格段に速くなる!スタートダッシュのコツを掴む4つのトレーニング (2/3)
2)前傾走
▲図は筆者作成
速く走るためには、前傾姿勢の維持がとても大切です。
身体が起きた状態では足が下方向に着地して反発します。この反発は本来なら推進力に繋がりますが、着地に対し反対方向に働くものです。
つまり、着地が下方向になるほど、反発は前ではなく上方向に向かってしまうということ。同じ力でも、前傾の傾きによって推進力の大きさが変わります。
二人一組で前傾走にトライ!
そこで前傾姿勢を維持する、あるいは前傾姿勢そのものを意識づけるために、二人一組で前傾走を行ってみましょう。
これは、強制的に前傾姿勢を作り、その状態で走るというものです。走る人と支え役とに分かれ、お互いに向き合って立ちます。
走る人は腰を曲げずにまっすぐな姿勢を維持しながら、支え役に向かって倒れてください。
▲図は筆者作成
頭から足までが一直線上にあるイメージで、斜めに垂れていきます。これを、支え役は腕を出して支えましょう。
少し腰を下げ、両手で肩を支えるイメージです。しっかり前傾姿勢が取れたら、走る人は腕振りを行ってください。腕がしっかり触れたら、支え役はサッと手を放して横に動きましょう。
支えを失った身体はそのまま倒れ込み、転ばないようにと足が出ます。この動きを使い、そのまま前傾姿勢を維持して走るのです。
壁に向かって倒れるのも効果的
なお、走らず倒れ込んで支えられるまでの動作だけを行うのでも、前傾姿勢を身体が覚えるのに有効でしょう。雨天や時間のない日などは、自宅で取り組んでみてください。
支え役がいない場合、壁に向かって倒れるのでも同様の効果が期待できます。ただしこのときも、腰が曲がらない(頭から足まで直線)よう注意が必要です。