2020年10月23日

短時間で脂肪を燃やす運動「メタボリックコンディショニング」とは。効果とやり方、HIITとの違いを解説 (2/2)

Met-Conのワークアウトメニュー

AMRAP

・逆立ち腕立て伏せ4回
・ボックスジャンプ6回
・ケトルベルスイング8回

上記を1ラウンドとして、制限時間15分以内に何ラウンドこなせるかを競います。

ForTime

・プッシュプレス15回
・オーバーヘッドスクワット15回

 上記を1ラウンドとして、7ラウンドをどれだけ速く終わらせるかを競います。

 持久力を「運動を長時間継続する能力」と定義するなら、心肺能力と筋持久力は本来なら切り離して考えることはできません。そのどちらが欠けても、運動を続けることはできないからです。HIITとMet-Conをうまく組み合わせて取り入れることで、その両方を過不足なく鍛えることができるでしょう。

[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani

<Text & Photo:角谷剛>

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