ウェルネスフード
2024年7月5日

疲れているとき、食べないほうがいいものは?疲労回復と食べ物[管理栄養士監修] (2/2)

疲労回復におすすめの食べ物とその理由

疲労回復には栄養素の偏りなく食事することが基本となりますが、摂取によって疲労回復に役立つ栄養素と食材をご紹介します。

栄養素としては、ビタミンB1、イミダゾールペプチド、クエン酸などを意識して摂取しましょう。それぞれの栄養素が多く含まれる食材はこちらです。

  • ビタミンB1:豚肉、うなぎ、玄米、豆類 など
  • イミダゾールペプチド:鶏肉(特にむね肉)
  • クエン酸:レモン・グレープフルーツなどの柑橘類、梅干し、酢 など

 

ビタミンB1は糖質の代謝にかかわる栄養素のため、不足しているとエネルギー変換がスムーズに行えなくなり、結果として疲労や倦怠感などにつながりやすい状態となります。

運動量・活動量が増えて筋肉を多く動かすとき、ビタミンB1も比例して必要量が増加します。ビタミンB1は体内で作ることができないため、食事からの摂取が必須です。

イミダゾールペプチドは、抗疲労効果が科学的に認められている成分です。その他にも、抗酸化作用や細胞機能の低下を防ぐといったはたらきもあります。

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クエン酸は、筋肉部位における乳酸の濃度を低くしたりエネルギーを効率的に作り出すことから、カラダの疲労感を軽減するはたらきがあると言われています。

たとえば運動をしたあとにカラダが疲れている時は、体内に乳酸がたまっている状況が予想できます。そういったとき、クエン酸は体内の乳酸成分の分解や新陳代謝を助けてくれる働きがあります。

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回答者プロフィール

瀧川みなみ(たきかわ・みなみ)
株式会社Muscle Deli管理栄養士、調理師。青山学院大学文学部卒業後、専門学校で調理師、食生活アドバイザー、栄養教諭を取得。専門学校卒業後は大手外食企業で働きながら管理栄養士を取得。接客、店舗管理、副料理長を務めたのち本社の商品企画・開発部門でデザートメニューの商品開発をおこなう。その後、クラウドレストランを運営するベンチャー企業に転職し、8ブランドの立ち上げを実現。より多くの人に向けて体・健康づくりの手伝いがしたいと思い、Muscle Deliに入社。商品開発、栄養指導、レシピやコラム作成等を担当。プライベートでは料理教室や食事に関するセミナーなどのイベントを主催。

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記事協力
・株式会社Muscle Deli
・公式サイト https://muscledeli.co.jp/

<Text:編集部>

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