ウェルネスフード
ヘルス&メンタル
2023年2月10日

眠れない人は「朝夕のみそ汁」を試してみて!専門家が語る、みそ汁の快眠効果 (2/3)

管理栄養士の視点から見た、みそ汁の快眠効果とは

管理栄養士で、睡眠改善インストラクターでもある篠原絵里佳さんも、不眠・生活習慣病対策に期待できるみそ汁のポイントを解説しています。

<プロフィール>
篠原絵里佳(しのはら・えりか)
管理栄養士・日本睡眠改善協議会認定 睡眠改善インストラクター。総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。チーム医療に邁進する中で睡眠の重要性に気づき、睡眠改善インストラクター、睡眠健康指導士を取得。食事と睡眠の観点から健康と美容にアプローチする「睡食健美」を提唱している。

みそ汁は睡眠ホルモン「メラトニン」の生成材料となる

坪田先生も紹介したように、みそ汁はメラトニンの生成に必須となるトリプトファンを手軽に摂取できる点。

トリプトファンは、太陽の光を浴びて適度な運動をすることによってセロトニンと呼ばれるホルモンに変わり、さらに夜になると眠気を促す睡眠ホルモンのメラトニンに変化します。

メラトニンの生成には、トリプトファンのほかに鉄分、ビタミンB6、ナイアシンが必要となりますが、みそ汁に色々な食材を組み合わせることでこれらをおいしく摂取することが可能です。

大豆製品に含まれるたんぱく質が生活習慣病を予防

また、味噌などの大豆製品に含まれるたんぱく質が「アディポネクチン」と呼ばれるホルモンの合成を促し、これによって血糖値を正常に保ち、糖尿病の発症を予防する効果も期待できると言います。

くわえて大豆にはコレステロールを低下させる成分が含まれており脂質異常症の予防に繋がる可能性があります。

さらに1日1杯程度の味噌汁のある食生活が、血管年齢を10歳程度改善する傾向があるとする研究結果もあります。

次は、坪田先生と篠原さんが挙げた不眠対策食材を使った良眠みそ汁レシピです。

関連記事:ウワサの「ヤクルト1000」1週間レポ。とくに変化は感じられず……?|編集部の食レポ

1 2 3