皮下脂肪を最速で落とす方法|原因・デメリット・筋トレ・食事法まで徹底解説【医師監修】 (1/2)
「体を守るエネルギーの貯蔵庫」ともいわれる皮下脂肪。健康のためには一定量必要ですが、過剰になると見た目や体調に悪影響を及ぼします。
特にお腹や太ももまわりにつきやすく、落とすのは一筋縄ではいきません。
ディオクリニック理事長/統括医師 藤井崇博先生監修のもと、皮下脂肪が落ちにくい理由をはじめ、早く落とすコツなどを解説します。
女性に多い『皮下脂肪』は『減らしにくい』特徴
皮下脂肪は皮膚のすぐ下、筋肉との間に蓄積されます。お尻や太ももなど下半身にとくに多くつきますが、二の腕などにもつき、全身につきます。
こちらは女性の方がつきやすく、少しずつじわじわとつき、減らしにくいといった特徴があります。

皮下脂肪と内臓脂肪、何が違う?
皮下脂肪と内臓脂肪は、脂肪が蓄積する場所が異なります。
- 皮下脂肪:体の表面に近い部分に位置する。外見や体温調節に影響する
- 内臓脂肪:内蔵器官の周りに位置する。代謝や健康に関与することが多い
見た目・健康を考えた場合、どちらの脂肪も多すぎ・少なすぎには注意が必要です。
まずは「皮下脂肪を落とすべきか」をチェック
皮下脂肪を落とすべきか確認するために、まずは以下のことを実践してみてください。
お腹の脂肪を「しっかりとつまめる」人
ある程度、皮下脂肪があると判断できますので、皮下脂肪を落としてあげましょう。
お腹の脂肪が「あまりつまめない」人
皮下脂肪は少ないと判断できます。体重や体脂肪率などを考慮した上で、健康的なボディメイクを行うと良いでしょう。
皮下脂肪のみを測定するのは難しい
皮下脂肪のみを、家庭用の体組成計で測定することは困難です。体組成計だと、皮下脂肪と内蔵脂肪が合わさった数値を体脂肪としてまとめて測定するからです。
皮下脂肪がつく原因はコレ!
皮下脂肪がつく原因としては、以下のことが考えられます。
- カロリーや糖質の過剰摂取
- 運動不足による消費カロリー量の減少
ひとつずつ詳しく解説します。
原因1 カロリーや糖質の過剰摂取
- 食事で摂取するカロリーが、消費するカロリーよりも多い場合
- 過剰な糖質(糖分や炭水化物)を摂取した場合
余ったエネルギーは、脂肪として蓄積されます。特に、高カロリーで栄養価の低い食品・加工食品・スナック菓子などがこれに該当します。
▼脂肪になりやすい食べ物の一例
| 分類 | 食品例 |
|---|---|
| 高カロリー& 栄養価が低い |
ファストフード、砂糖が多く含まれている清涼飲料水、インスタント食品、菓子パン |
| 加工食品 | ソーセージ、冷凍食品、レトルト食品、シリアル |
| スナック菓子 | ポテトチップス、ポップコーン |
原因2 運動不足
運動不足だと、体がエネルギーを消費する機会が減ってしまいます。そのため、余ったエネルギーが脂肪として蓄積し、皮下脂肪が増えてしまいます。
運動は、基礎代謝を上げて脂肪の燃焼を助けるだけではなく、血糖値改善・ストレス解消・がんや骨粗しょう症などの予防といった効果もあります。
健康を考える上でも、運動習慣をつけることは非常に大切です。
次:皮下脂肪が多いとどんなデメリットがある?









