
夜中に足がつる原因と対処法。病気の前兆って本当?[医師監修] (3/3)
布団の中で伸びをすると足がつるのはなぜ?
布団の中で伸びをすると足がつるのは、血行不良が原因であることが多いです。
寝ている間は、ほとんど体を動かしておらず、心拍数が低下し、血行不良を起こします。血行が悪い状態で伸びをすると、以下のことが起きてしまうのです。
- 足の筋肉が過剰に収縮する
↓ - 筋肉に必要以上の負荷が掛かる
↓ - 足がつる
伸びをするとつりやすい人の特徴
ミネラル不足
カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルは、神経伝達や筋肉収縮に関わっています。そのため、不足すると足がつりやすくなります。
仰向けで寝ている
仰向けで寝ている場合、足の甲とすねが一直線になりやすくなります。この状態が長時間続くことで、感覚器官の機能が衰退し、足がつりやすくなります。
できるだけ横向きで寝る、使用する毛布や掛け布団を軽いものにする等をおすすめします。
冷え性
冷えによる血流不良で、神経伝達機能がスムーズに作用しなくなり、つりやすくなります。
妊娠中
妊娠中は、骨盤内で血管が圧迫されます。その結果、血液の流れが滞り、つりやすくなります。
更年期世代
更年期に突入すると、女性ホルモンの分泌量が減少します。女性ホルモンが減ると、筋肉量が減ってしまうため、つりやすくなります。
こむら返りの予防方法
夜中に足がつるのを予防するためには、以下の方法を試してみてください。
- 運動習慣をつける
- 就寝前にストレッチする
- 食生活を見直す
- 体を冷やさない
予防方法1 運動習慣をつける
- 散歩
- 屈伸運動(膝の曲げ伸ばし)
- ふくらはぎの筋トレ
上記の運動を毎日行いましょう。
毎日体を動かすことで、足の筋肉量の維持と増進、血流改善、疲労回復等が期待でき、足がつるのを防げるでしょう。運動前後はストレッチを忘れずに行ってください。
ふくらはぎを鍛えるおすすめ筋トレ
- 立った状態から両足のかかとを上げて、つま先立ちになる
- 床ぎりぎりまで、ゆっくりとかかとを下ろす
- ①~②を20回×3セット行う
予防方法2 就寝前にストレッチをする
就寝前につりやすい部分をストレッチしましょう。筋肉をほぐれ、足がつるのを予防できます。マッサージもおすすめです。
予防方法3 食生活を見直す
- ミネラル成分を摂る
- 脱水にならないように1日1リットル以上を目安に水分を摂る
上記を意識しましょう。
特にカルシウム・マグネシウムは、筋肉の動きや働きと密接に関係しています。積極的に取り入れましょう。夜中に足がつるのを予防するためには、就寝前にコップ1杯程度の水分を摂るようにしましょう。
おすすめの食材
- カルシウム:ヨーグルト、アーモンド
- マグネシウム:ほうれん草、アーモンド、かつお
- カリウム:バナナ
予防方法4 体を冷やさないようにする
体を冷やさないように、湯船に浸かり体を温めてください。
冷えは、むくみ・月経不順・肩こり・頭痛・肌のくすみなどにもつながります。体の冷えには日ごろから注意しましょう。
▼参考文献
ふくらはぎなどの“筋肉のつり” その原因と対処法 - NHKジャーナル
こむら返りにならないためには? - 静岡静脈瘤クリニック
監修者プロフィール
医療法人小田原博信会 理事長
医学博士 岡村 信良
久野銀座クリニック院長。平成18年北里大学・大学院卒。平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに平成20年に入職、その後院長に就任。
<Text:編集部>