二日酔いに「コーヒー」が良い?悪化する?アルコールを早く抜く方法[薬剤師監修] (3/4)
アルコールを早く抜くための特別な方法は、報告されていません。
アルコールを抜くには、水分補給をしっかりして、アルコールの分解で生成された物質の体外への排出を促し、休息をとることが重要です。
汗を流してもアルコールを早く抜くことはできません
二日酔いでサウナやスポーツをする人もいますが、汗を流してもアルコールを早く抜くことはできません。むしろ、脱水症状を悪化させてしまうため、二日酔いで汗を大量にかく行動は控えてください。
二日酔いはいつ抜ける?
二日酔いは、24時間後には抜けることが多いものの、2〜3日続く人もいます。
- お酒を飲んだ量
- 体質
- 体調
- 飲酒後の睡眠状況
によって二日酔いが治るタイミングは異なります。
二日酔いになるまで飲みすぎないよう注意しながら、それでも二日酔いになってしまった際には、水分補給や休息をしっかりとって回復に専念しましょう。
二日酔いの予防方法
二日酔いにならないための予防方法を、「飲む前」「飲んでいる最中」「飲んだ後」の3つに分けて紹介します。
飲む前:食事を摂る
飲み始める前には食事を摂って、空腹の状態にしないことが大切です。
空腹時の肝臓は、アルコールの分解に必要な酵素が不足しています。そのため、アルコールの分解が遅くなってしまいます。
また、空腹状態でアルコールを摂取すると吸収が早くなり、血中アルコール濃度が急激に高まります。酔いの回りが早くなるため、事前に食事を摂りましょう。
飲んでいる最中:チェイサーを飲む
二日酔いを予防するために、チェイサーは欠かせません。
アルコールが進むにつれ、チェイサーを挟むのを忘れがちになっていませんか? アルコールの利尿作用によって、どんどん体内の水分は排出されていきます。意識的に水分補給をしましょう。
飲んだ後:水分を摂ってしっかり食べる
飲酒後には、脱水状態を避けるため水分を摂りましょう。糖分や塩分を一緒に摂れるスポーツドリンクがおすすめです。ご自身の体質に合わせてコーヒーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
飲酒の翌日にはしっかりご飯を食べ、肝臓でのアルコール分解に必要な酵素を増やしましょう。