2023年11月14日

「大玉トマト」と「ミニトマト」、サラダに入れるならどっち?管理栄養士の回答は…

常に風邪やインフルエンザのリスクと隣合わせの冬の食生活。東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長の管理栄養士である濱 裕宣先生によると、ちょっとした食品選びや調理法で、実はより効果的な免疫対策になるそう。

そこで本記事では、トマトにフォーカスを当ててご紹介します。

「大玉トマト」と「ミニトマト」、サラダに入れるのはどっち?

A:正解は、ミニトマト!

ミニトマトの栄養価は実は大玉トマトよりも優れています。

  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • カリウム
  • 食物繊維

約1.5~2倍!なんとリコピンは約3倍といわれます。そして免疫対策的にも注目したい、抗酸化作用をもつトマトサポニンも3~5倍多く含まれているのです。

調理するときも、糖度が高いのでより濃いトマトソースになります。

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サラダで注目の栄養素

スルフォラファン

抗酸化作用や抗がん作用があるといわれる成分。植物の新芽(スプラウト)に多く含まれます。

ブロッコリースプラウトとスーパーブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトを毎日のサラダに添えるのを習慣にしては?

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ルテオリン

セロリに含まれるポリフェノールのルテオリンには高い抗炎症作用があるといわれています。

そのほか多くのポリフェノールが含まれるセロリ、実は、切ることでポリフェノール量が30%アップし、抗酸化作用も4倍以上になるといわれます。ただし、切って時間が経つとビタミンCなどが減ってしまうので、切ったらすぐにいただきましょう。

監修者プロフィール

東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長
管理栄養士 濱裕宣先生

『その調理、9割の栄養捨ててます!』や、レシピ本『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』など多数の栄養、健康レシピ本にかかわる。日常生活のなかで活かせる健康と栄養バランスを大事にし、日ごろから患者の立場に立った食生活の向上指導にあたっている。

<Edit:編集部>