ライフスタイル
2023年6月26日
アイスバス(氷風呂)の効果と入り方。温度や浸かる時間は?疲労回復や筋肉痛対策になる? (2/2)
すでに引退しましたが、女子マラソン世界記録(2003年、2時間15分25秒)を現在も保持するポーラ・ラドクリフ(イギリス)は、自伝内に記されている通り、アイスバスを行っていることで知られています。
また、同じくイギリスのテニス選手であるアンディ・マリーは、2016年のウィンブルドンで優勝した後、アイスバスに浸かりながらトロフィーを持った写真をインスタグラムに投稿したことがあります。
自分に合うか試してみるのもいい
前述の通り、現状では「アイスバスは必ず効果がある」と科学的に証明されたとは言いきれない状況です。あるいは、心理的効果という可能性もあるでしょう。
それでも紹介した注意事項を守る限り、積極的な効果はないにしても、健康面に悪影響を及ぼすことはないはずです。
激しい運動を日常的に行う人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>
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