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「歳をとると疲れがとれにくくなる」はウソ?年齢と疲労回復の関係 (1/3)

 年齢を重ねると若い頃より疲れやすくなり、疲労回復までの時間も長くなる。一晩寝ても疲れがとれない。そのような話はよく聞きますし、実際にそんな風に感じている人も多いでしょう。

 筋トレやフィットネスの世界では、加齢とともに疲労からの回復力が弱まるので、40代や50代以降の中高年は、トレーニング間の休息を若い世代より長くとるべきだとするアドバイスが常識のようになっています。

 ところが、その常識は科学的には根拠が乏しいとした研究(*1)が、アメリカの医学雑誌に発表されました。それによると、筋トレで疲労した筋肉の回復力とそのスピードは、加齢による影響をほとんど受けず、その差が生じる原因はむしろ個人のトレーニング歴によるというものです。

 もし若い頃より疲れがとれないと感じているのなら、それは加齢ではなく単なる運動不足のせいかもしれないということです。

どんな研究内容だったのか

 セントラルフロリダ大学のジェイ・ホフマン教授らが中心になって行われたこの研究では、平均年齢22歳の若者グループ(9人)と、平均年齢47歳の中年グループ(10人)について比較。被験者はすべて男性で、「趣味程度の筋トレ経験」がある人たちが選ばれました。

 趣味程度の筋トレ経験とは、具体的に言うと「過去6か月間以上に渡って、少なくとも週に150分以上の筋トレを行っていた人たち」ということです。

 実験では、被験者たち全員がマシンを用いて膝を屈伸させるエクササイズ(レッグ・エクステンションのことだと思われます)を10回8セット、セット間に1分間の休息を挟んで実施。被験者たちの筋力は、実験の前後と48時間後に計測されました。

 同じタイミングで血液検査も行われ、筋肉のダメージと炎症の変化が記録されたとのこと。炎症がいかに回復するかは、筋トレで破壊された筋肉繊維が再生するプロセスの進行状況を見る物差しになるということです。

次ページ:研究の結果は……

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