フィットネス
ライフスタイル
2023年6月19日
有酸素運動は筋トレ効果を低下させるのか?1番瘦せる運動を探る (2/2)
4.脂肪を効果的に燃やすにはランニング、筋力を維持するならサイクリング
ダイエットなら「ランニング」
一般的な有酸素運動(ランニングや自転車、水泳など)の中で、筋トレと組み合わせたとき、脂肪燃焼効果はランニングがもっとも高いことがわかっています。
ダイエット目的の人は有酸素運動にランニングを選ぶとよさそうです。
最大筋力を維持しながらパフォーマンスを上げたい人は「サイクリング」「水泳」
サイクリングと水泳は、脂肪を燃やす効率で見るとランニングに劣ります。その代わり、筋トレ効果が減少する程度はランニングに比べて少なくなるでしょう。
最大筋力やパワーを落とすことなく、心肺能力や持久力を高めたいアスリートは、有酸素運動にサイクリングを選ぶべきということになります。
筋トレと有酸素運動、目的別の組み合わせを動画でチェック!
参考文献:
Concurrent training: A meta-analysis examining interference of aerobic and resistance exercises.
Wilson, J. et al. 2011
[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
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<Text:角谷剛/ Photo:角谷剛>
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