フィットネス
2024年1月31日

有酸素運動と無酸素運動の違いとは。脂肪燃焼を高めるポイント (1/3)

 健康維持やダイエット運動としておすすめの有酸素運動ですが、どのような効果があり、何をすればいいのかイマイチわからない、くわしく知りたい方もいらっしゃるかと思います。

 今回は、有酸素運動とは何か、継続させるための秘訣やメニュー、美容や健康、ダイエット効果を高めるコツなどを紹介します。

有酸素運動とは

 有酸素運動とは、ウォーキングや水泳、ジョギング、サイクリングなど、筋肉への負担が比較的軽く、長時間継続して行う運動のことです。

 筋肉を動かすためには、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーが必要です。有酸素運動は、糖や脂肪が酸素と結びつくことで、ATPを作り出す運動のことです。酸素を使うことから「有酸素運動」と呼ばれます。

 手軽に行える代表的な有酸素運動として、ウォーキングやランニング、ジョギングがあります。また、エアロビクスやサイクリング、ダンス、水泳などもおすすめです。

有酸素運動の効果とメリット

 有酸素運動は、エネルギー源として脂肪を利用する比率が大きいことが特徴です。

 そのため、定期的に継続することで、脂肪を燃焼させてダイエット効果があるほか、悪玉コレステロールの減少や、骨粗鬆症の予防、心肺機能の改善などの健康効果も期待できます。

 さらに、血行がよくなることで基礎代謝が上がり、肌の代謝もよくなると、くすみやクマが消えやすくなるなどの美容効果にもつながります。

有酸素運動はメンタルの安定にも有効

 ジョギングやウォーキングなどで軽く運動して汗をかくことは、爽快感もあり、気持ちがスッキリします。体を動かしたことで適度に疲れると、夜もぐっすり眠れて睡眠の質も上がるでしょう。

 ストレスや睡眠不足が解消されることで、メンタルの安定も期待できます。

無酸素運動とは。有酸素運動との違いは?

 無酸素運動とは、短距離走やバーベル、ウエイトリフティングなど、短時間で強い負荷がかかる運動のこと。筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素なしで作るために「無酸素運動」と呼ばれています。

 有酸素運動は、酸素を使いながら、軽めの運動を長時間かけて行うものです。それに対して無酸素運動は、酸素を使わず、強めの運動を短時間で行います。

 また、有酸素運動は、運動不足の人が筋トレと並行して、エネルギーが足りない状態で続けた場合、筋肉の中のアミノ酸が使われてしまうため、筋トレ効果が落ちる可能性があります。そうならないためには、日々の食事からしっかりたんぱく質を摂取する、筋トレと並行して行う場合は筋トレを先に行うとよいでしょう。

くわしくは:「ジョギングの効果とは。週に何回走ればいい?ダイエットに繋がる走り方は?専門家監修」-ジョギングは筋肉を分解するってホント?

 続いて、1回の時間や頻度など、有酸素運動の効果的なやり方について紹介します。

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